アプリ「書く習慣」2024年5月25日~2024年6月1日の作品

「降り止まない雨」

 今日はお出かけしようと思っていたのに、外を見ると、雨が降っている。天気予報によれば、今日は、降り止まない雨らしい。天気が悪いとなんとなく気分が落ち込む。気分転換に、読みたい!と思っていた小説を読もうと本を手に取り、読み始めた。面白く、わくわくしながら読み、結末まで読み終わった。
「ああ。面白かった!」と独り言をつぶやく。
小説を読み終わる頃には、落ち込んでいた気分が晴れやかな気分になっていた。
ふと、外を見ると、やはり降り止まない雨だった。
 雨が降り止まなかったから、読書をする事ができた。こんな日も悪くないなぁと降り止まない雨を見ながら私は思った。
2024/5/25 23:56:30

「月に願いを」

 夜、月を見た。今日は、月に願い事をしてみようと思った。
「私も含め、みんなが幸せに暮らしていける世界になりますように」と月に願いをした。
 いつか、叶うといいなと私は思う。
2024/5/26 19:42:35

「天国と地獄」

「君の思う天国と地獄ってなんだろう?」
病室で君は僕に言った。
僕は答えられなかったが、今なら分かる。
 君と一緒にいたあの時間は、天国だった。心から楽しかった。
 でも君がいなくなってからは、さみしく、辛い。今は地獄だ。早く君のもとへと思いながら、空に手を伸ばす。けれど、君は僕がそうするのを許さないだろうし、望まないだろう。
 以前、君は自分がいなくなっても僕が笑って過ごしてほしいと言っていた。
 さみしいし、辛いけれど、笑って過ごせるようになるといい。地獄から天国へと少しずつ変わっていくかもしれない。僕は、君の事を忘れない。2024/5/27 20:17:06

「半袖」

 5月なのに、真夏日の暑さで嫌になる。周りを見ると、今日は半袖の人が多いと思った。
 私も今日は、半袖だ。昨日、急いでタンスから半袖を引っ張り出した。
 これから、また暑い夏がくる。今年も扇風機やエアコンが大活躍するだろうな。と考えながら会社へ向かう朝だった。
2024/5/29 0:41:47

「ごめんね」

 私と友達はささいな事で喧嘩してしまった。いつもなら、すぐに仲直りするが、なかなか謝る事が出来ず、長引いてしまっている。
 友達が、今日は風邪で大学を休んだ。授業のプリントを届ける事とごめんねと伝えるため、友達の家へ行く事にした。
 ピンポーンとインターホンが鳴り、ドアが開いた。友達が出てきた。
「ゴホッゴホッ。今親が、買い物に出かけていて私、1人なんだ。今日は、何の用事かな?」
「今日、君、大学を休んだから授業のプリントを届けにきたんだ」
「そう。中に入って」
「うん。お邪魔します」
 2階の友達の部屋に入り、机をはさんで座る。
 「はい。これ。授業のプリント」
「ありがとう。ゴホッ。風邪をうつしたら悪いから早く帰って」
「いや。私、君に謝りたいから家に来たんだ」
深呼吸をし、君の顔を真っ直ぐに見て言った。
「この間はごめんね。君の気持ちを考えないまま、自分の気持ちを押し付けてしまった」
すると、友達は目をそらして言った。
「あんまり、真っ直ぐ見ないでほしい。なんか照れる。ゴホッ。いや、私の方こそ、あんな言い方をして君を傷つけた。ごめんね。仲直りしたいな」
「うん!」
「あっ、そうだ。お見舞いにぶどうのゼリーを買ってきたよ」
私はリュックからゼリーを取り出した。
「ありがとう」
「早く風邪が治るといいね」
友達は頷いた。
 「じゃあまたね!」
「じゃあまた!」
 私は友達の家を後にした。帰り道に「ごめんね」と謝る勇気も必要なんだなと思った。
 後日、友達は元気になった。今は、一緒に授業を受けて、課題のレポートを書いたり、弁当を食べたり、大変だけど楽しい日々を過ごしている。私はこの友達との関係がこの先も続くといいなと思っている。
2024/5/29 20:46:23

「終わりなき旅」

 昼休み。コーヒー缶とサンドイッチを持ち、休憩室へ向かう。
 休憩室に入りいつもの席の椅子に座って、サンドイッチを食べながら僕は仕事ができず、落ち込んで自己嫌悪に陥っていた。
 だけどクヨクヨしていても状況が変わるわけがない。
「ここで終われるわけがない。もう少し頑張ろう」
独り言が口に出ていた。
 独り言を誰かに聞かれていたら恥ずかしいと思い、ハッとした。
 辺りを見回したが、人はまだいなかった。
 サンドイッチを食べ終わり、コーヒー缶を飲み干した。
 コーヒー缶をゴミ箱に捨てた時、僕のネガティブな気持ちも一緒に捨てたような気がした。
 さぁ、僕の終わりなき旅、人生はここからまた始まるんだ。と思いながら、休憩室を後にした。
2024/5/30 20:46:04

「無垢」

「君は無垢な人だ。僕はそんな君が好きだよ。
そのままの君でいてほしいな」
 僕は、君に伝えた。君は照れて笑っていた。
2024/5/31 23:40:40

「梅雨」

 ついに、梅雨の時期がきた。ジメジメと蒸し暑いから嫌な時期だ。外では雨が降っている。
「早く梅雨明けしないかな」
 外を見ながら私は言った。
「そうだね。僕は雨が上がった後、虹が見れると嬉しくなるよ」
 本を読んでいた彼が顔を上げて言った。
「私もそうだよ!ラッキーと思う」
 空に虹が架かるという想像を頭に浮かべながら私は嬉しくなった。
「嬉しそうだね。君と虹が見れるといいな」
 彼がニコニコしながら言った。
「うん!」
 私は彼と話をして、梅雨の時期も悪くないかもしれないと思った。2024/6/1 21:08:35


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?