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SUBARU ff-1 レストアプロジェクト

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50年前、宮城スバルが試作した車が、現在のスバルのAWDシステムの原点となったことは皆さまご存知でしょうか? 今回弊社の歴史を振り返る為、その原点ともいえる車両を1年がかりでレス… もっと読む
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2022年1月の記事一覧

SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第14回

こんにちは。宮城スバル本社です。 前回のレストアから部品の清掃を始めた我らプロジェクトチーム。 今回は大物であるフロントとリアのサブフレームの塗装乖離を行います。 サブフレームとはエンジンやサスペンションなどを搭載してボディに組み付けるための骨格で、剛性が求められることから大きくて重量のある部品です。1個当たりおおよそ縦70cm×横 70cm×高さ30cmくらいの大きさで重量は持った感じは30kg?ぐらいあります。 剛性を上げるために、様々な形に型取った筒状やコの字型プレー

SUBARU ff-1 レストアプロジェクト 第13回

こんにちは。宮城スバル本社です。 前回の作業でピストンリングが折れてしまいエンジンの組付けが一時止まってしまった、プロジェクトチーム。部品が調達できるまでは、エンジン以外のレストレーションを進めていくことになりました。 今回の作業は、目標である「新車の輝きをとりもどす」ためにボディも鈑金修理をしていますが、そこに装着されている一つ一つの部品を綺麗に清掃、若しくは塗装が劣化しているものは一旦、塗装を剥離し再度綺麗に塗装をするための下準備といったところです。特に下廻りの部品は