見出し画像

5歳の娘と毎日ケンカ

最近、相性が良くない。
5歳半となる娘と会話をすると、お互い優しくなれない。
文句ばっかり口にして、ぶつぶつ言う娘にイラっとしてしまい、私も小言を言いたくなってイライラが漏れ出してしまっている。

理由は、些細な事だ。
ゲームやっていい?を許可しなかったとき、ご飯が希望のものではなかったとき、私と夫の会話に割り込んで入ってきたとき、意味をたいして知らないのに会話に混ざってきたとき、そして、主張を絶対に曲げないとき。

なぜ、こんなにも強情でいじわるな気持ちになってしまったんだろう。
と思うが、
そう、私も同じなのだ。
小さな自分を見ているよう。
ぷりぷり怒っている娘は、私自身な気もするのだ。

決して余裕のある生活ではない中で、あれ欲しいこれ欲しい。
ここ行きたい、あれ食べたい。うん。私も同じだよ。
決して暇がある訳ではない中で、ご飯を作り、お風呂に入れ、寝かしつけをして、自分の時間を作り出すのも必死。推しの動画だって見たいし、ダイエットのために運動もしたい。でも、結局寝ないと明日がきつい。
そんな毎日の中で、
優しくなんかなれない。

大人顔負けの小言を言われると、
こっちだってやってらんない。
それなのに、時々都合よく甘えてくる。
5歳だもん、まだ5年しか生きてないし、って思っても、
私はしつこい性格なのでさっきまでの小言でピリッとした気持ちが抜けなくてどうしても受け入れられないのだ。

面倒な性格の私を見て、娘も同じようになっているんだな。
それは分かっちゃいるのに変えられない。
子供がいて、それなのに社会人として生きているけど、
全然成長できていないなぁ。

ゲームの時間は金曜日とお休みの日だけ。そう決めたのに、心身ともに疲れきった日は、子ども達の相手をするのがつらくて、やっていいよって言ってしまう私が悪い。
残される食材の処理がつらくて仕方ないから、好きなものを並べてしまう私が悪い。偏食になってしまったのは私のせいだ。

自分を責めるときりがない。
それくらい、私が原因だと分かっているが、すべて責めてしまったらつらすぎて「母親」をやめてしまいたくなる。
もう無理でーすって家から逃げたくなってしまうのよね。

だから、その日気分のゲームもご飯も、娘との関係も、
今は「まぁ仕方ないか」という気持ちでやっていくしかないのかな。

自然とひらがなを覚えている娘、
あつまれどうぶつの森のキャラクターをほぼ暗記した娘、
一度見たダンスはすぐに暗記して踊りだす娘、
今更「ミスターパーカージュニア」って言いながらゲラゲラ笑う娘、
いつもお手紙を書いて渡してくれる娘、

保育所では小さなお友だち達によく世話を焼いており、いつも先生から褒められる。
きっと私の見ていないところでいっぱい努力しているんだろうな。
こう書いていたら、愛おしく思ってきたよ。
今日はぎゅってハグしてあげよう。
きっとまたすぐにケンカしてしまうけど、あまり考えないようにして、
目の前の娘を見ていこうかなぁ。

子育てって、本当に大変だ。でも、楽しいときもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?