都忘れのひまつぶし

ひまだけど退屈ではありません。

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最近の記事

⑳『ニュータウンは黄昏て』(垣谷 美雨) 『団地のふたり』がおもしろかったので、団地つながりでほっこりするかと思ったら、まるでホラーかドキュメンタリーかという…。考えさせられることだらけだった。人気のある作家さんだけど食わず嫌いで読んだことはなかった。また別の本も読んでみよう。

    • ⑲『メタボラ』(桐野夏生) 長編だったけどあっという間に読めた。この本が書かれた当時なら、ちょっと社会の暗部を盛りすぎた作品だと思ったかも。現在はもっと大変なことになっているから本当に怖い。ギンジが会いたいと焦がれていたジェイクに再会できたのは良かったと思う。生きるって大変だ。

      • ひさしぶりの記事

        ちょこちょこ読書メモを「つぶやき」に投稿していたので、結構マメに書いているつもりだったが、直近でいわゆるテキスト記事を書いたのは9月27日だった。 もう1ヶ月以上も時間が過ぎていたとは。 今日で10月も終わりで、だいぶん秋らしい空気になってきたけど、ほんの少し前までムシムシして暑い日が続いていた。 暑くて、何にもしたくない気分だったので、せっせと読書だけをしていた。 毎年恒例となっている秋バテで寝込んだ時も、本は読めたから良かった。 いつもギリギリまでガマンしてしま

        • ⑱『家路の果て』(夏樹静子) 1981年(昭和56年)刊行の小説。何度目かの再読だったけど、やっぱりおもしろかった。バブルの直前の話で古臭さもあるが、いろんな立場の住宅問題は今と通じるものがたくさんある。住宅ローンの破綻や分譲マンションの騒音問題など他人ごとじゃないな~と思う。

        ⑳『ニュータウンは黄昏て』(垣谷 美雨) 『団地のふたり』がおもしろかったので、団地つながりでほっこりするかと思ったら、まるでホラーかドキュメンタリーかという…。考えさせられることだらけだった。人気のある作家さんだけど食わず嫌いで読んだことはなかった。また別の本も読んでみよう。

        • ⑲『メタボラ』(桐野夏生) 長編だったけどあっという間に読めた。この本が書かれた当時なら、ちょっと社会の暗部を盛りすぎた作品だと思ったかも。現在はもっと大変なことになっているから本当に怖い。ギンジが会いたいと焦がれていたジェイクに再会できたのは良かったと思う。生きるって大変だ。

        • ⑱『家路の果て』(夏樹静子) 1981年(昭和56年)刊行の小説。何度目かの再読だったけど、やっぱりおもしろかった。バブルの直前の話で古臭さもあるが、いろんな立場の住宅問題は今と通じるものがたくさんある。住宅ローンの破綻や分譲マンションの騒音問題など他人ごとじゃないな~と思う。

          ⑰『悲願花』(下村敦史) ホラー風味の話かと思っていたらそうではなかった。登場人物の誰もが表の顔とは別に内に秘めた大きな苦しみを抱えていて読んでいて辛かった。なぜか主人公にすごく共感してしまった。最後の最後が悲しい終わり方じゃなかったので、気持ちのいい読後感だったのも良かった。

          ⑰『悲願花』(下村敦史) ホラー風味の話かと思っていたらそうではなかった。登場人物の誰もが表の顔とは別に内に秘めた大きな苦しみを抱えていて読んでいて辛かった。なぜか主人公にすごく共感してしまった。最後の最後が悲しい終わり方じゃなかったので、気持ちのいい読後感だったのも良かった。

          ⑯『欺す衆生』(月村了衛) なんとなくおもしろそうと読み始めて、あれ?ちょっと違うと思いつつ読みやすい文章なのでそのまま続けて大正解。詐欺師が主人公で怖い人もいっぱい出てくるのに決して煽られないから、こちらも静かにドキドキしながら読める。今、私の頭の中は詐欺師とヤクザだらけだ。

          ⑯『欺す衆生』(月村了衛) なんとなくおもしろそうと読み始めて、あれ?ちょっと違うと思いつつ読みやすい文章なのでそのまま続けて大正解。詐欺師が主人公で怖い人もいっぱい出てくるのに決して煽られないから、こちらも静かにドキドキしながら読める。今、私の頭の中は詐欺師とヤクザだらけだ。

          ⑮『見えない貌』(夏樹静子) ものすごく品のいいミステリーだと思った。気取っているわけじゃなくテーマも出会い系サイトのガラケー版という下世話な話なのに、さすが夏樹静子さんだ。いちいち前のページに戻って確認しなくても情景がしっかり頭に入っていく。昔たくさん読んだ作品も再読したい。

          ⑮『見えない貌』(夏樹静子) ものすごく品のいいミステリーだと思った。気取っているわけじゃなくテーマも出会い系サイトのガラケー版という下世話な話なのに、さすが夏樹静子さんだ。いちいち前のページに戻って確認しなくても情景がしっかり頭に入っていく。昔たくさん読んだ作品も再読したい。

          ⑭『鸚鵡楼の惨劇』(真梨幸子) 前に途中まで読んでいた気がするけどあらためて最初から読んでみた。イヤミスらしい読後感だった。これは読む方も心が元気じゃないと読了できない気がする。それで以前は読むのをやめたのかもしれない。心が元気で陰鬱なエグい描写も大丈夫という人にはおすすめだ。

          ⑭『鸚鵡楼の惨劇』(真梨幸子) 前に途中まで読んでいた気がするけどあらためて最初から読んでみた。イヤミスらしい読後感だった。これは読む方も心が元気じゃないと読了できない気がする。それで以前は読むのをやめたのかもしれない。心が元気で陰鬱なエグい描写も大丈夫という人にはおすすめだ。

          ⑬『殺した夫が帰ってきました』(桜井美奈) マンガのタイトルみたいな本だな~と思いながら読んでみたら、すごくおもしろかった。なんとなくこうじゃないのかな、と想像していたけど見事に裏切られた。伏線回収が駆け足でこじつけのようなミステリーも多いがこれはしっかり分量があって良かった。

          ⑬『殺した夫が帰ってきました』(桜井美奈) マンガのタイトルみたいな本だな~と思いながら読んでみたら、すごくおもしろかった。なんとなくこうじゃないのかな、と想像していたけど見事に裏切られた。伏線回収が駆け足でこじつけのようなミステリーも多いがこれはしっかり分量があって良かった。

          ⑫『死刑にいたる病』(櫛木理宇) 一気に読めたけど、いや~な気持ちになること間違いなし。これはほめ言葉として。天才的に人の感情をコントロールすることに長けてるというのが怖い。本当に怖い。私なんか簡単にだまされてしまいそう。ラストは「もしかしたら」と思ったことが当たってうれしい。

          ⑫『死刑にいたる病』(櫛木理宇) 一気に読めたけど、いや~な気持ちになること間違いなし。これはほめ言葉として。天才的に人の感情をコントロールすることに長けてるというのが怖い。本当に怖い。私なんか簡単にだまされてしまいそう。ラストは「もしかしたら」と思ったことが当たってうれしい。

          ⑪『嗤う淑女 二人』(中山七里) 嗤う淑女シリーズ第三弾。おもしろいとは思うけど、美知留の出番が少ないので途中でやめてしまいそうになった。ただ最後に美智留がどうなるのか気になるから最後まで読んだ。まだ続編がありそうな終わり方だった。難しい漢字がたくさん出てくるので勉強になった。

          ⑪『嗤う淑女 二人』(中山七里) 嗤う淑女シリーズ第三弾。おもしろいとは思うけど、美知留の出番が少ないので途中でやめてしまいそうになった。ただ最後に美智留がどうなるのか気になるから最後まで読んだ。まだ続編がありそうな終わり方だった。難しい漢字がたくさん出てくるので勉強になった。

          朝ドラとうとうゴール出来ず

          今日が『虎に翼』の最終回だということも知らなかった。 石田ゆり子さんが出ているから、という理由で観はじめた朝ドラだったけど、思いのほかおもしろくて毎日楽しみにしていたのに。 途中から、なんとなく観るのがめんどくさくなってきて、とうとう8月19日から観なくなってしまった。(録画はまだ残っている) でも、前の『ブギウギ』も同じように1月の半ばから観なくなったので、やっぱり朝ドラとの相性が良くないのかもしれない。 もう、朝ドラでひまつぶしするのはあきらめよう。 朝ドラはゴ

          朝ドラとうとうゴール出来ず

          ⑩『ふたたび嗤う淑女』(中山七里) 期待を裏切らないおもしろさだった。続編も読むつもり。ただ現実世界での「稀代の悪女」は美智留のように妖艶な美人は少ない気がする。どちらかと言えば不美人で太ってるイメージが。でも自分の得になることについては異常に頭の回転が速くなるしたたかな女性。

          ⑩『ふたたび嗤う淑女』(中山七里) 期待を裏切らないおもしろさだった。続編も読むつもり。ただ現実世界での「稀代の悪女」は美智留のように妖艶な美人は少ない気がする。どちらかと言えば不美人で太ってるイメージが。でも自分の得になることについては異常に頭の回転が速くなるしたたかな女性。

          ⑨『嗤う淑女』(中山七里) ラストはやっぱりそうきたか~!と鈍い私でもわかるぐらいだったけど、とてもおもしろくてすぐに読めた。小説そのものが劇画の世界のようだ。ただいま続編を読書中。中山七里さんの本はなんとなく手に取ることがなかったけど、もっと早くから読めば良かったと思うほど。

          ⑨『嗤う淑女』(中山七里) ラストはやっぱりそうきたか~!と鈍い私でもわかるぐらいだったけど、とてもおもしろくてすぐに読めた。小説そのものが劇画の世界のようだ。ただいま続編を読書中。中山七里さんの本はなんとなく手に取ることがなかったけど、もっと早くから読めば良かったと思うほど。

          ⑧『聖女か悪女』(真梨幸子) 週刊誌のゴシップ記事を延々と読んでいる感じだった。実際にあった事件が時々モチーフで出てくるけど深掘りはなし。こういうのもたまにはいいのかも。いつもいつも感動したりつらくなったりするのも大変なので。ジャンクフードをお腹いっぱい食べたあとみたいな感じ。

          ⑧『聖女か悪女』(真梨幸子) 週刊誌のゴシップ記事を延々と読んでいる感じだった。実際にあった事件が時々モチーフで出てくるけど深掘りはなし。こういうのもたまにはいいのかも。いつもいつも感動したりつらくなったりするのも大変なので。ジャンクフードをお腹いっぱい食べたあとみたいな感じ。

          ⑦『境界線』(中山七里) 『護られなかった者たちへ』の続編ということで読んでみた。重いけどこちらの方がよりおもしろかった。私の中にも人生の境界線があって、それ以前とそれ以後では全然違う。普段の生活では忘れていることを思い出すきっかけになった。暗い気持ちになるけど読んでよかった。

          ⑦『境界線』(中山七里) 『護られなかった者たちへ』の続編ということで読んでみた。重いけどこちらの方がよりおもしろかった。私の中にも人生の境界線があって、それ以前とそれ以後では全然違う。普段の生活では忘れていることを思い出すきっかけになった。暗い気持ちになるけど読んでよかった。