ゴルフを始める人が増えているとか

大王製紙エリエールレディースオープンで古江彩佳がプロ3勝目を連続優勝で決め https://news.golfdigest.co.jp/jlpga/6765/article/133183/5/?car=top_nw_t03 ダンロップフェニックストーナメントでは金谷拓実がプロ初勝利 https://news.golfdigest.co.jp/jgto/6787/article/133184/5/?car=top_nw_t01 と若いゴルファーの活躍がめざましい。

最近では、屋外でソーシャルディスタンスもとりやすいと、ゴルフを始める若い人が増えているとか。

ただ、ゴルフを始めるには道具を揃えるコストの問題が横たわる。

しかし、今時のゴルフはコストをかけずに始められるからこそ、若い人の注目を浴びているのではないかと思っている。

50歳になり、純粋にスポーツとして楽しむゴルフを始めたいなと、衝動的に何もわからず激安中古クラブ(ドライバーと3番ウッドと4~PのアイアンセットとSWとパター)と新品のキャディバックという1万円のスターターセットを手にしたが、なかなか練習場の門をくぐる度胸が出てこなかった。誰かに誘われて始めようとしたのならば、苦も無く練習場でクラブを振ったのかもしれないのだが。

それから1年、クラブを眺めているだけではどうにもならないと、テンションが上がるように比較的新しいテーラーメイドのツアープリファードCB(2011)7番アイアン(純正カーボンシャフトのRフレックス)を1500円で手に入れ、スタンドタイプのクラブケースを5千円ほどで購入した。

セット売りが基本のアイアンも、実はショップで試打クラブとして使われた新し目なモデルが中古として単品で売られている。そうしたクラブは、ゴルフを始めるならまず練習したほうがいいといわれるような番手なので、まず中古ショップで1000~3000円ぐらいで手に入るそうしたクラブをゲットすることをお勧めしたい。

中古の単品で手に入る格安アイアン(7番か6番)を1本と55度前後のウェッジを1本、格安で手に入るパターを1本の径3本を手に入れればゴルフは始められる。古いゴルファーにとやかく言われないためにドライバーを格安で手に入れておく必要があるのは煩わしいが、その4本があればとりあえずゴルフは始められる。これで1万円弱。ちなみに練習場に行くだけなら単品アイアン1本だけで十分。

ラウンドするとなるとシューズやウェアが必要となるが、足に合うかどうかがあるのでシューズは新品がお勧め。ゴルフショップで格安スパイクレスの新品を選べば1万円以下。ウエアはポロシャツとストレッチスラックスでOK。頭を守るキャップも格安品で十分。キャディバッグも本数を入れないので軽くて安いもので問題なし。

ちなみに7番アイアンのキャリー(ボールの着弾地点までの距離)で130ヤード(女性の場合は65ヤード)強を安定して飛ばせるように練習してみてほしい。できれば、練習場でレッスンを受けてスイングの基本を教えてもらうのが近道。

その後、キャリーで180ヤード、150ヤード、100ヤードが狙える3本(女性の場合は150ヤード、100ヤードの2本)のクラブを手に入れ、これに55度前後のウェッジとパターの5本(女性は4本)に男性の場合は飾りのドライバーの合わせて6本体制にすることで、より幅の広いゴルフが可能になるはず。ちなみに、練習を続ける中で7番アイアンのキャリーが男性で150ヤード、女性で100ヤードに延びればしめたものだが、キャリーが延びなければ狙ったキャリーが出せる番手もしくはクラブをチョイスすればいいだけの話。セットで買った場合、買い換えるとなると再び多額な出費となるが、単品の中古であれば、負担は少なくて済む。

ちなみに、一般的な7番アイアンで130ヤードのキャリーであれば、2番手飛ぶというクラブの7番アイアンを手に入れれば150ヤードのキャリーが手に入る計算になる。もちろん、中古の単品アイアンで使っている7番アイアンと同じ銘柄の5番アイアンがたまたま手に入ればそれでも問題は無いが、5番アイアンは初心者には難しいクラブだといわれているので、150ヤードを楽に飛ばせるユーティリティなりフェアウェイウッドなりをチョイスするのが賢い選択。

クラブ選びで気をつけたいこと

最初に手に入れる格安な中古の単品アイアンは、試打クラブとして使われていたモノがほとんど。試打クラブは、アマチュアゴルファーが150ヤードのキャリーを期待できる番手が設定されることが多い。もちろん、最近はやりの激飛び系アイアンの場合は2番手上の飛びを謳い文句にするだけあって、試打クラブも170ヤードのキャリーが期待できる7番アイアンだったりする。そこで目安になるのがロフト。カタログなどを見るとスペック表に必ず書かれているので参考にして欲しいが、かつての7番アイアンのロフトは34~36度が多かったが、今では30~34度あたりが一般的になっている。さらに最近の飛び系や激飛び系アイアンは26~29度ぐらいのロフトが当たり前となっている。

一般に番手が1番変るとヘッドスピードにもよるがキャリーは10~15ヤード変ってくるが、それはロフトが1番手で3~4度、クラブの長さも0.5インチ違っているため。一般のアイアンと飛び系アイアンでロフトが2番手分の8度ほど違っているということになるので、2番手飛ぶというのは当たり前の話なのだが、激飛び系は長くてロフトの立ったアイアンをやさしく簡単に打てて番手なりの高さが出るよう工夫がこらされている。ヘッドスピードが速い人なら、7番アイアンで180~200ヤードのキャリーも期待できる。

従って、初めて買う7番アイアンのロフトを何度にするかは、その後の練習に大きく影響してくる。スポーツをしていて、特に球を打つような競技をしていたり格闘技をしているような男性なら33度前後のロフトを選び、特にスポーツをしてこなかったという人なら30度弱の7番アイアンを選びたいところ。ロフトに関しては女性も同様なのだが、ヘッドスピードの違いから狙うキャリーは先に触れたように7番アイアンで最初は65ヤードのキャリーが安定して狙えるように練習し、100ヤードあたりまでキャリーを伸ばすことができればしめたもの。もちろん、スポーツをしている人の場合は男性並みのキャリーを出せる人もいるでしょうから、そこは人それぞれ。

ロフトへの注意に加えて、シャフトの素材とフレックスも気をつけたいところ。ある程度ゴルフを歴が長くなると硬めのシャフトへシフトしてしまいがちですが、一般的なフレックスは男性がR(レギュラー)だといわれています。これは個人的な考えなのですが、シャフトは重めで柔らかめがしなりを感じられてスイングが良くなると思っています。これは、スイング理論やコーチング理論などで様々ですが、試打クラブが多い単品の中古アイアンはSフレックスが多いので選択肢がない可能性が高いところが残念。

まぁ、とりあえず手に入る7番アイアンでとにかくはじめるのが大事。

最後に、女性モデルの単品アイアンが中古で手に入らないようなら、男性のシニア向けモデルを選択肢に入れるといいかも。

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