Chat GPTを使ってわかった3つの特徴
こんにちは、みやびのです。
今回は、「Chat GPTの興味深い特徴」というテーマでお話しします。
Chat GPTは2023年から多くのビジネスや自治体で活用され始めました。既に活用しているという方も多いと思います。
私もアイデア出しなどで活用しています。そしてChat GPTを使っている中でチャットAIの興味深い特徴が色々見えてきました。
そこで、今回は、Chat GPTの面白い特徴について紹介します。
本記事の内容は以下の通り。
※本記事で扱っているのはChat GPT3.5の話です。
Chat GPTは知識で答える
一つ目の特徴はどんな質問に対してもChat GPTは知識で答えるということ。
これの何が問題なのかというと例えば計算結果をChat GPTに聞いた場合に、実際に計算を行うのではなく知識で答えてくるということです。
つまり、知識で答えられるような計算(1+1,10×10など)は回答できますが、複雑な計算(111×54321など)は間違った回答をする可能性があります。
という訳で、Chat GPTに計算を頼むのはおすすめしません。これまで通りEXCELや計算機などを活用しましょう。
Chat GPTの計算についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
また、AIということもありプログラミングについてはかなり詳しいですが、プログラミングも実際に動作確認を行っている訳ではなく知識で答えているようです。
例えば以下のPythonコードの結果を聞いた場合、明らかに実行結果ではなく知識で答えていることがわかります。
ちなみにChat GPTの計算結果は間違っています(笑)。
正解は6,029,631です。
Chat GPTの知識は広く浅い
知識は広く浅くといったところ。特に海外産のAIということもあり日本に関する知識はまだあまり多くありません。
それでも世界的に有名なことに関しては知識を有しており、例えば世界的に有名である「スーパーマリオブラザーズ」、「羅生門」、「東京スカイツリー」(謎チョイス)について聞いてみると…。
上記のように比較的正確な情報が返ってきます。もちろん深く知っている訳ではないので突っ込んだ質問だと正確性が書きます。
キノコ?
他の説明は概ね合っているので結構キャラクターについても知っているようですね。
ちなみにハンマーブロスは亀のキャラクターです。ハンマーブロスについて詳しく知りたい方は以下のページを参照。
Chat GPTは平気で嘘をつく
漫画や小説などで「AIは嘘をつかない」なんてこと言われることもありましたが、AIも嘘をつきます。それも堂々と(笑)。まあ、AI自身は嘘をついている自覚がないのだと思いますが。
Chat GPTは嘘の事柄についてもまるで本当のように語ります。
例えば以下の計算について堂々と答えていますが、先ほどのPython結果のところでも書いた通り、正解は6,029,631です。
「…なります」って断定しているのが恐ろしいところ(笑)。
上記のようにまるまる回答が嘘ならばまだわかりやすいのですが、先ほどのハンマーブロスやPythonの結果のように大部分は本当だけど、一部が嘘という場合もあるので油断できません。
大部分が本当だったとしても嘘の一部が重要な事柄だった場合は一大事です。
という訳でChat GPTに聞いた内容は参考程度に留め、重要な決断には使わない方が良いと思います。
Chat GPTの特徴を掴んでうまく活用しよう
今回はChat GPTの特徴について紹介しました。
上記のようにChat GPTはまだまだ情報ツールとしては不完全な部分も多いので、注意して使う必要があります。
とはいえ、現在のChat GPTでもうまく活用すれば作業や勉強に大いに役立ちます。
特にプログラミングに関する知識は豊富。最新技術について調べるのは難しいものの、2020年くらいまでの知識はかなり豊富。ググる手間がかなり削減されるため活用しない手はないと思います。
もちろんプログラミング以外でも活用でき、アイデアの提案や、資料・メールの叩き台作成などもChat GPTの得意分野です。
是非、Chat GPTを活用してみてください。
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