見出し画像

流れに身を委ねて、求められた役割を全うする

久しぶりに仕事関係ではない本を読んだ。
すっかり遠のいていた世界に少し戻した感覚。

今年の春から、会社の打ち出しを明確に変えた。
社長が決め、言葉するとかなり強く設定され、我々はただ導かれていく。(「お客様の道を照らす」は何も変わらない。) カーナビの目的地設定のようだといつも思う。どんどん変わるので、私自身の変化も常となる。現実への現象化に時差があるけど、どんどん縮まっている。

変化に対応してたくさん関連本を読んだ。良書に恵まれて、多くの気づきやヒントも得て、方向性もさらに定まる。幸いなことに実践する場があるから、トライandエラーで全てが学習機会となる。この半年、いやコロナ禍のこの2年こんな感じ。(良書の記事はまた後日に!)


こんな風に仕事に振り切るとしっかりとバランスを取る出来事が起きる。

先週Instagramで小田島画伯のフィードに突然吉本ばななさんが登場して、えええええどういうこと???と探って、たどり着いたのがこの本。装丁が小田島さんだった。(私が知らないだけで、繋がっているのは当然で)

この「私と街たち」は、ほぼ吉本ばななさんの自伝だというのに、自分の心と会話している感覚になる。決して私に体験じゃないのに。

吉本ばななさんの本が好きな理由これだ。「自分と会話している感覚」。ずっと好きだ。

あんな風にアウトプットできたらどんな素敵だろうと常々思ってきたけれど、この本で認識が変わった。彼女は書かざるを得ない。プロの小説家として生きざるを得ない。それが人のお役目というものかも知れない。

お役目は見つけるのではく、そう生きざる得ない、根源的なもの。流れに身を委ねて、求められた役割を全うする覚悟ではないかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?