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ある手紙

ある旧T教会の信者がある人に手紙を書いた。
その手紙には自分が旧T教会の信者になった経緯を詳しく書いていた。
それから親族の人たちに優しくして貰って感謝しているとも・・・。
しかし、その人の親族はその人が入信した後、その人を勘当して絶縁したと聞いている。
親族の人たちは数人を除いて優しくしているとは思えない。むしろ、ほとんどの人たちからあからさまに嫌われているように思える。
今は少し勘当を解かれて葬式と法事だけは呼んでもらっているようだが・・・。
その人の子供達・・・所謂宗教2世・・・はK国の人と結婚して幸せに暮らしていると手紙に書いていた・・・が、ある人の元に届いた写真を見るとどう見ても辛い生活を送っているとしか思えない。
マスコミ批判、共産党批判、自分の仕事の自慢、その他・・・いろいろと書いていたが何故かどれも空虚な感じがする。
その手紙の内容はその人がいつも言っていることなのだが、今までは申し訳ないがある意味聞き流していた。
最近、旧T教会のことが世間で取り上げられていろんな事実が浮かび上がってから、その人の手紙を読むととても空虚な感じがするのだ。
自分の考えがない・・・というのかな?ああ、こういうのをマインドコントロールというのか??

今回、その手紙を書いたのは自分の意思なのか?
もし、そうならば、自分の今まで送ってきた人生を無駄だとは思いたくない!という悲痛な叫びが隠されているのか?
もし、その手紙は旧T教会からの指示で書いたのならば旧T教会離れを阻止するために信者に書かせて自分の人生を肯定させようとしたのか?
それともなにか別の理由なのか?

私には何が真実なのかわからない。
ただ・・・もしも、その人が若い頃旧T教会に出会わなかったらどういう人生を送っていたのだろうか?と、つい考えてしまうのだ。

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