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漫画の感想

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昭和生まれの私が読んだ漫画の感想。古いのも多いけれども新しいものもあります。
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#高橋葉介

高橋葉介 (仮面少年)

高橋葉介 (仮面少年)

この表紙の絵が好き。
初めて見た時もとっても好きだったが、今見てもやっぱり非常に魅力的。
流れる線、不思議な眼差しの少年。実にすばらしい!

この本には「我楽多街奇譚」「江帆波博士の診療室」「触覚」「新しい人形」「惑星LOVFの崩壊」「仮面少年」「ハイ、オカアサマ」「荒野」が収録されている。
かなり久々に読み返したのだが、ほとんど覚えていた。
これを買った当時、何度も何度も繰り返し読んだ賜物だろう

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高橋葉介 (夢幻紳士(怪奇編))

高橋葉介 (夢幻紳士(怪奇編))

こんな男が本当にいたら、思いっきり後ろから飛び蹴りをくらわしてやる・・・とか作者が言ってたと思うけど、なんとなくその気持ちが分からなくもない。
気障でクールでポーカーフェイス。私の大好きなタイプです。
ただし、現実世界にいたら、たぶん、(作者とは違う意味で)後ろから蹴飛ばしたくなるんじゃないのかな。
何故かって?そりゃ当たり前でしょ、現実にそんなに美しい男がいるはずないし、いるとしたら、美しいと勘

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高橋葉介 (腸詰工場の少女)

高橋葉介 (腸詰工場の少女)

このタイトルには、こういう副題?が付けられている。

「残酷流血地獄絵図禁断醒書」

しかも、帯にはこう書かれている。

哀愁可憐
乙女花
落花狼藉
酒池肉林
残酷流血
地獄絵図!!

一体、どんな漫画なんだ~~~!!??

作者は「お涙頂戴物語で、本人、ギャグのつもりでゲラゲラ笑いながら描いたんだけど、おかしくないかな、これ。」
と、「あとがき・・・もどき」に書いている。

ギャグでも何でもいい

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高橋葉介 (学校怪談)

高橋葉介 (学校怪談)

所謂、学校が舞台の怪談話「学校の怪談」っていうのはよくあるよね。

これも最初はちょっとそういう感じだったのです。
とはいえ、勿論高橋葉介独特のムードの怪談だからそれはそれで結構おもしろかったんだけど、
途中から<九段九鬼子>先生が登場してから、俄然面白くなってきた!

九段先生は銜えタバコの一見不真面目そうに見える教師だけど、
生徒を守ることにかけては必死だし、なかなかチャーミング。
こういう先

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