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漫画の感想

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昭和生まれの私が読んだ漫画の感想。古いのも多いけれども新しいものもあります。
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#池上遼一

池上遼一 (肌の記憶)

池上遼一 (肌の記憶)

はっきり言ってちょっとエロい漫画です。
・・・が、下品なエロさではなく上品なエロさです。

実に表情が上手い!
文字で説明しなくても表情だけでその人物が何を考えているのか読み手に伝わってくる。
本来、漫画っていうものは絵だけで表現して読み手に伝えるものだったはずなのに、どうも文字に重点を置きすぎて文字がなければ何を言いたいのかわからない作品が多いような気もします。
・・・とはいえ、文字ばっかりだけ

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池上遼一 (近代日本文学名作選)

池上遼一 (近代日本文学名作選)

ここまで素晴らしい絵を描かれてしまうと<漫画家>というよりは<絵師>とお呼びする方がいいのではないかと思ってしまいます。

小説などは文字で表現したものを読み手は色々と頭の中で想像して楽しむわけだけど、漫画はそれを<絵>で表現するわけです。

画力のない者が描くと残念ながら文字から想像する方が遥かに素晴らしいものになってしまうのだけど、この作者にかかると圧倒的な絵の迫力に押されてしまって、絵の持つ

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野中英次 (しゃぼてん)

野中英次 (しゃぼてん)

まあ、何と言いましょうか?
要するに、所謂、野中英次節全開!と言うか、いつもの野中英次の漫画と言うか・・・。

絵は、勿論池上遼一風。
上手いのやら下手なのやら、下手ウマなのやら?
ストーリーは、ばかばかしいのか、呆れてしまうのか、あ、こういう事あるかも?と言うか・・・。

たま~に読んで、フッと鼻先で笑う・・・そんな作品?