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自分探しの旅 20代

本が好き。
本に関わることがしたい。
でも、本に関することで何がしたいのかわからない。

この頃、周りと同じようにきちんと就職活動して・・・
ということができなかった私は、
たまたま専門学校時代に、ベンチャー企業のバイトを見つけて、
システム開発部に採用され、そのまま正社員になるという・・・
この時代、何ともラッキーなルートで正社員になりました。
しかも、このベンチャー企業、その後上場することになり、
まさに企業の成長を間近に見るという、超貴重な体験をしました。

でも、何の未練もなく1年であっさりそれを手放し、
派遣社員で働きながら自分のやりたいことを探し続けます。

そして、ここから。

本に出会い、本はこんなにも人生を左右するものなのか!?
という衝撃の体験をし、
どうしても出版社で仕事がしたい!という何とも単純な動機で
20代からこの業界に足を踏み入れることになりました。

出版業界を本気で目指すには遅すぎるということがわかり、
かといって、何のベースもない私はここから目指す方法もわからない。
だったら、とにかくこの業界に入ってみようと考え、
たまたま事務のバイトを募集していたサンマーク出版に応募しました。

絶対に採用されるという根拠のない自信(笑)
事務のバイトでしたが、予定通り(笑)無事採用され、
これが出版業界との出会いとなりました。

社長をはじめ社員さんからバイトさんまで、本当に人として尊敬できる方ばかりで
バイトで入った私にも皆さん対等に接してくれて、意見も対等に聞いてくれて、
こんなに素晴らしい方たちが作る本なら
そりゃあ支持されるよなぁと思う出来事ばかりでした。

本に囲まれた環境だったので最高に幸せで、
たくさんの本を読む機会に恵まれ、
出版業界って結構特殊なんだということも、ここで全て教えていただきました。

そしてこの頃、何の能力も実力もなかった私だったけど、
「私も、本を作る側で仕事がしたい。」
「皆さんと一緒の側で仕事がしたい。」
と、強く思いました。

ここから結局20年も経ってしまい、今に至るわけですが、
やっぱり今でもここでの経験を思い出します。

そしてまだ、当時思ったことをどうしても諦められずにいる私がいます。






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