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私がマナーを好きじゃないと感じるわけを考えてみた。

先日マナー講習を受けてきた。
なんだかマナーって好きじゃない。堅苦しいし押し付けられているような気がする。
内祝いには煎茶を贈ってはならない(葬式の香典返しによく使われて縁起が悪いから)とか誰が決めたん。煎茶を真心込めて生産してくださっている方々に失礼やろが。
でもテーブルマナーとかは嫌じゃないんだよな。

でもマナーって礼儀とかと近いよな。礼儀っていう言葉は嫌いじゃない。
私は茶道を習っているのだが、茶道はほとんどの動作が決まっている。まさしく、礼儀の積み重ねである。最初はなんでこんなにめんどくさいことをするんだろう、と謎だったが学んでいくうちに、ひとつひとつの動作に思いやりの気持ちが込められているということが分かってくる。

今回のマナー講習で教わった話はためになることも多かった。
メールの書き方の決まりには受け取る相手がメールを読みやすくなるようにとの気遣いが詰まっている。
マナーはコミュニケーションを円滑にする。

それでもやっぱりマナーとかいうものが好きじゃない。

マナー講習をうけるなかでその理由が少しだけ分かった。
それはマナー講師が魅力的ではないということ。正確にはマナー講師さん自体が魅力的でないのではなく、マナーがその人の魅力を隠しているんじゃないかという風に感じた。

マナーはあくまで外を取り繕うだけのもので、マナーは人の魅力も欠点も全部隠してしまうんじゃないかと思う。
マナーによって膜を一枚自分の周りに拵えているような気がする。
人の魅力を消し去って、人々を画一化してしまう。

私がマナーを好きじゃない理由はここにあるのではないかと思う。

※マナーを教えるということを仕事にされている方々、不快にさせていたらごめんなさい。あなたたちを非難したいわけではないです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。


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