お金が無ければ、徳を積めない？

お金が無い私は、何もできない役立たず…

そんな風に自分を卑下しても、助けを得づらくなって苦しむだけです。

人に奢ったり、お金をあげたり、プレゼントをすることだけが…徳積みではありません。

元気におしゃべりする。
店員さんに、ありがとうを言う。

心が荒むストレスフルな現代社会で、温かく元気な言動そのものが、徳積みになります。

私は、学生時代にコンビニでアルバイトをしていました。
理不尽な要求、セクハラ挙動、不機嫌で一触即発なお客様に、悩まされました。

そんな中、去り際に「ありがとう」「がんばってね」を言ってくれたお客様に、とても心が救われたのを覚えています。

このようなお客様の温かい心遣いに触れたくて、学生卒業までの可能な限り続けたようなものです。

相手の苦労を労る温かいコミュニケーションがあるから、人間は頑張れるのです。

人生は…大きな問題ほど、他の人の助けを借りなければ乗り越えられないゲームです。

アニメや漫画でも、主人公1人しかいない作品なんて無いですよね？

ヒット作ほど、主人公と仲間が支え合って、時には旧敵とも手を取り合って、問題を乗り越えているはず。

相手を思いやるハートフルな行動が「徳」になるイメージ、つきましたか？

それでもまだ、「お金が無ければ…」と思うのも、無理はありません。

現代社会は、資本主義ですから。

とはいえ、
もらって困るプレゼント、関わりたく無い人からの奢り…ありがたい徳どころか、かえって迷惑になるものもありますよね？

サッとあしらう強さがあれば良いですが、
そうでなければ「もらった行為」そのものの重さで心は傷付きます。

無理してお金を捻出したプレゼントで賭けに出るより、お金がいらない明るいコミュニケーションの方が、絶対にあなたの「徳」になります。

お金があろうが、無かろうが、
あなたが徳を積めない理由なんて、無いですよ！