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ご両親の合同年忌法要

更新がしばらく経ってしまいまして申し訳ありません。
五月にご供養を手伝わせて頂いた方のお話をさせていただきます。

施主様は、御尊父様の1周忌と御母堂様の3回忌を同時に執り行いたい旨でした。
私は霊園でのご供養と思いましたら、寺院内の墓所を指定されて驚愕しました。

施主様に詳しく事情を伺いましたら、参列者に車椅子の方がいらっしゃり本堂には入れないと言われたと。また、墓前での供養を打診したところ断られ、お寺サイドと調整のうえ私にご依頼くださった経緯がありました。

ここでいつも思うところがあります。
僧侶はそんなに偉いのか? 
→ えらく無いです。あくまでも、仏様の教えを実践し、授ける存在であり伝道者にすぎません。それが大乗仏教です。「奢るなかれ、貪るなかれ」
お布施とは対価では無いのです。伝道者としての行住坐臥があり食物を布施いただけているのです。

本来的には、財物を蓄えることも、享楽にふけることも、運動をすることも、修行の障となるため禁止されているのです。その生き様があってこそ応供の存在となるのです。

と自身への戒めを込めて5月の活動報告でした。

本甫

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