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全てのジェンダーが生きやすい世界へ -レインボープライド2023-

東京レインボープライドが今年も代々木公園で開催されました。私は去年も大学で所属しているエリックゼミのメンバーと参加しました。去年も今年も間違いなく学びの多い時間であったのは間違いありません。
ただ、参加するにあたって少し迷いがあったのも事実です。
今回はその「迷い」から、参加してみての感想などを発信出来たらなと思います。

もしお時間あれば一読くださいませ。

「参加」への迷い

東京レインボープライド2022、去年参加して普段より身近にいわゆる性的マイノリティの人たちの存在を感じることができ、このレインボープライドという場所があることが「ジェンダー平等」を訴えることができるチャンスであるとも感じていました。
そのため、私は今年のレインボープライド2023にも参加をすることを去年から決めていました。

しかし、そんな時参加を迷うことになる”出来事”がありました。

私にとって大切な人で仲良の良い1人(性的マイノリティ)で私が高校生の時から性的マイノリティということをカミングアウトしてくれていたA(仮)からこう言われました。

「レインボープライドに参加して、普通に過ごしていたら関係ない人達のこと(性的マイノリティ)を知ろうとしてくれることは凄く嬉しい。大半の人が本当にその気持ちで居てくれるんだと思う。でも、なかにはいると思うんだよね。イベントに参加して、全てを受け入れられる心の広い人をアピールする人、性的マイノリティに対してこのような取り組みをしていますとアピールする企業。自分たち、性的マイノリティは企業や団体のイメージアップの存在なんかじゃない。」

何も言えませんでした。。。

ただただ自分の心の底にあった感情と一致している部分があったことを感じていたのでしょう。全ての人、団体、企業に感じていなくても一部に感じているものがあったからこその、この言葉への共感が自分の沈黙という行動にあらわれたのだと思います。

そのあと、Aはこう続けます。

「これもマイノリティの意見かもね(笑)イベントに参加して自分を表現する人達が得意とか、何かを変えたいと思っている人達はプライドに参加しているのかもね。あの場に行きたくない人もいる。性的マイノリティといっても一括りではなく考え方は人の数あるからね。」

ただひたすら共感。

このAとのやり取りで私は凄く迷いました。参加することが正義という固定観念を壊されたからです。

それでも、Aの言う通り色々な考えの人がいる。この考え方は当事者で悩み続けているAから言ってもらえて初めて気づける考え方。でも、やっぱりA以外の考え方や私自身が何を感じるのかをプライドに参加して感じ取りたい。
Aが伝えてくれたことを頭に入れながら参加することがまた新しい学びになると確信し、参加を決めました。


ゼミ生と入口前
(集合時間には間に合わず私はいません🥲)
エリックゼミが力を入れているSNS活動
「tik tok」のブースでパシャリ


レインボープライド2023へ参加

いざ、プライドに参加。今回はパレードのある日にはどうしても参加できずに前日に参加しました。

まず、驚いたことは2つ。
3つ目は前半でお話したことに対する簡単な私なりの答えです。

①去年の何倍にも感じる参加者!
②ゼミ生の半分以上が参加!
③真意は不明

①去年の何倍にも感じる参加者!

満員電車には行かないほどの参加者。去年なんて比になりませんでした。企業のブースを見るにも並ぶほどでした。この感覚は当たっていました。参加を終えてニュースで報道されていたのは、

なんと参加者は去年の5倍の1万人!

でもこれって、多くの人がジェンダー平等、一人一人が生きやすい世界の実現に向けてアクションを起こしている。ということですよね。私たち一人一人が何ができるかはまだ正直分かりません。が、今ここで発信することで来年行こうと思える人が増え、来年の参加者数が増え、ジェンダーに対する考え方が変わり、国も動かざるを得なくなり、法律が変わり、生きやすい世界が実現されるなら今自分の出来ることは明確ですよね。発信です。

②ゼミ生の半分以上が参加!

去年は4人ほどしかゼミ生は参加していませんでしたが、今年は10人以上も参加していました!ゼミ生が1つの社会課題に対してどれほど危機感をもち、当事者意識を持っているのか。これは参加人数でも分かってくると思います。ダイバーシティがうたわれる世の中で1人でも興味を持って自分事にしてもらう、これが私たちに必要な能力であり使命なのでしょう。

③真意は不明

前半部分でAから、「性的マイノリティはイメージアップの道具では無い」と言われたことをお話しました。それはもちろんそうですが、私が参加して参加している人に関してはそのようなものを感じることはありませんでした。
企業も例えば、ジェンダー関連の製品を見せつけてというよりも、こんな言葉知っていますか?などジェンダー平等を願う想いの方が強いように感じました。

ただこれに関しては、当事者の人しか感じられない辛さもあるので私は真意は分かりません。

ただ、Aのような考え方も参加して自分が感じることも全て全て正しい感情だと思っています。

今後

私はたくさんの人が生きている現代で、人の数だけ考え方はあると思います。別にどれも間違っているわけではないですし、人の立場によってその正義は変わってくるものだと思います。

だからこそ、まずは参加したイベントで感じたことは率直に書いていいのだと思います。これは性的マイノリティに限った話ではありませんしね。

私や私たちエリックゼミが、ダイバーシティなゼミであることを発信していくことで、門を常に空けておく。辛いと思っている方がたまたまこの記事を読んで声をかけてくれる、そんなコミュニティであり続けるためにも私たちは発信を止めずに行く必要があると思いました。

これからもっと全てのジェンダーにとって生きやすい世の中が実現しますように。

Happy Pride🌈

最後まで読んで頂きありがとうございます😊

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