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   観るのは西洋絵画 

私は昔も今も西洋絵画が好きだ

うちにある洋梨型の小物入れを描いた

昔の西洋の絵画といえば、宗教画のキリストの磔の絵や殺人などの残酷なシーンをリアルな画風で描いていたりする。
実際に観たことのある人はわかると思うが、描かれている人は生き生きとし、血管が透けている手の甲や紅潮した頬が見事に描かれ、まるで生きているかのように感じられるのだ。
私はそれらの絵画の前に立つ時がいちばん幸せな時間であると感じるし、きっと何時間でも観ていられるだろう。
私はこんなにも西洋絵画が好きだというのに何故か自分で描くものは現代アートになってしまうのだ。

かえりたい朝

私はキリスト教ではないし、人間の身体に興味があるかと言われればあまりないかもしれない。絵の中の人々は外国の人であるのに、その人々は身近ではなく絵の題材として思い入れがない。そんな理由で私は大好きな西洋絵画が描けないのだ。
そうに違いない‥。
しかしながら、ここ何年かコンペなどの展覧会に参加する機会があり現代アートを目にすることが増えると、現代アートの面白さに気づいた。
西洋絵画の頃は同じような題材や画風であった絵画は今は多種多様な‥本当に数えきれないほどの人々の思考や、それらから発生する画風が溢れていて楽しいやら恐ろしいやら。
私はそれらの楽しげな現代アートをあまり見ないようにしている。
何故かと問われたら「自然にマネしてしまうから」と答える。
真似する気がなくても良い絵や印象が強い絵は脳裏に焼き付いてしまう。
だからあまり観ないようにしていたのだが、やはり少しは観て探りたい気持ちがあったのでコンペの際に様々な作品に触れたことは‥現代アートの面白さに気づいて幸いだった。
ここのところAIによるイラストや写真の作品が次々と出てきているが果たして人間の描いた絵画を上回れるのか、興味深いなぁと思いつつ恐いような今日この頃。

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