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『脱現代篇エクリチュールアート 部屋に鍵をかけなければならない』電子書籍-読書感想文④ 神秘とは想像と妄想と物理現象-



・固形栄養剤  

・イーロン・マスクあたりが、そういったものを流布してしまえばよいのである("なぜか"国家は食のエンターテイメント性を称揚してきたが、イーロン・マスクは宇宙に行く前に、固形栄養剤を地球人に音色よく施すべきである)  

P9

 そういえば、クラリオン星には、食べ物が二種類しかないというのを思い出した。喋る肉と、もう一つは何だか忘れた。食などは欲が絡まる一番の源、二種類だけでもそれが当たり前ならば、不足も満足も文句もない。

食の豊かさを尚も流布する各メディアにもウンザリだ。これにも私は吐き気がするのだ。行列とか予約の取れないお店というやつに。

 食の固形だけではなく。NWO、陰謀論やスピ、政治、産業、宗教、それらをひとまとまりにして、全てイーロンが音色よく凝固させればいいのだ。

地球という媒体だけ綺麗に残ってさえすればいい。

・戦慄と魅力(ヌミノーゼ)は、嘔吐したものが宿すとは、宗教学者ルドルフ・オットーは書かなかった/嘔吐したのは哲学者サルトルである(おそらくLSDの効果であり、一般人には関係が薄い吐瀉物だろう)

P10

や、そうでもない〈突然対話形式〉
一般人の俗語「キモっ」「キモい」も、哲学者サルトルと同じ類の吐瀉物を指している。

 欲望と闘うジレンマにある、性(サガ)的なものが嘔吐する原因である。それに於ける妄想や行為が自分の妄想や想像力を逸脱した場合に起こるため、自然由来のLSDといえるかもしれない。

・ともかく重要なのは、電子煙草を吸っていては、その煙は部屋から排泄されることを望まないゆえ、換気口が見つからないことなのである  
・非電子煙草の煙は必ず常設された換気口を探し当てる(神との交信なのである)

P11

*注意喚起…筆者特有の、理論のないわけわからない性が文章としてちょくちょく挟まれるが、芸術だと思わなければならない。左脳的に理性で理解しようとしてはならず、右脳で抽象的に捉えなければならない。
が、その抽象的ニュアンス(でもない)を文章化させてしまう才能は、従来にみられた全ての文章を超えているといつも感じている。

そして挟まれる、具体的で理論がある文章も着目しなければならない。はっきりと観察、推測、できることと思う。リアルな叙述ではあるが、この「電子煙草と非電子煙草」は比喩表現である。



「鍵」繋がりで、またこの写メ画像を投入させてもらう。

ここで、岩田慶治氏は、空海が鍵をかけ開かなくなった宝石箱の鍵を我々が作らなければならないと言っている。

この両筆者のいう、二つの「鍵」は同じものを指している。

心がヒントではないかと思う。

答えを言ってしまうと、自分の心に鍵をかけなければ、「捩れ」という鍵付きのドアがなければ、他者の宝石箱も自在に開けられるようになる。というより、関係性のあるものは向こうから勝手にやってきて入ってくるのだ。

これは神秘ではなくて、ベクトルとその長さ重さと性質の関係であり、物理理論、物理現象だと私は思う。



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