ヴァイオレット・エヴァーガーデンという作品の魅力
こんにちは。
今回、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが金曜ロードショーで特別編集版として上映するとのことで、ぜひ皆さんに観ていただきたいと思い、記載することにしました。
感情を持たない「武器」として育てられた、元兵士の少女ヴァイオレット・エヴァーガーデンが唯一心を許していたギルベルト少佐を戦争で亡くし、戦後何もないところから手紙の代筆業を始めることになります。
そこから色んな人との出会いを通して、ルベルト少佐に告げられた「愛してる」という言葉の意味を探していく物語になっています。
制作元が京都アニメーションということで、色んな背景がある中でこの作品が生まれたこともあり、考え深い作品になっています。
こういう作品を丁寧に丁寧に創り上げることが出来る、
という所に京都アニメーションの仕事の基準の高さを感じました。
ドラマチックな物語ではありますが、それは日々の生活に準じた日常があってこそなので、だからこそ、あの丁寧な世界観や街や自然や人物などの描写が必要だと感じました。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品は、“少女が愛を知る物語”と形容されることが多い。
しかしこの物語で愛を知るのは、ヴァイオレットや劇中の登場人物のみではないかと思います。
観る人にも、言葉にするのが難しい様々な心情を、時間をかけて教え考えさせてくれる、心の奥底にしまってある素直な気持ちを思い出させてくれるのが、この作品の魅力だと思います。
ぜひ見どころも記載しましたので、参考にしていただければと思います。
・今回の特別編のみどころ
京都アニメーションが制作し、「大人が本気で泣けるアニメ」と世界中で話題になったテレビアニメを、石立太一監督による完全監修の元で再構築。物語の序章にあたる第1話から第3話までと、名作と言われる第7話、第9話、そして、神回と絶賛された第10話を中心に金曜ロードショー特別編集版として放送。幼い頃に軍人として大戦に参加したヴァイオレットは、人の気持ちを理解したり、自分の気持ちを表現することを知らなかった。感情を持たず「愛」を知らないまま、依頼人からの手紙を代筆する「自動手記人形」の職に就いたヴァイオレットは、手紙に託される様々な思いに触れ「愛」とは何なのかを知り、成長していく。情緒あふれる世界観、登場人物の細やかな心情、美しい映像など、多くの人がその魅力を周囲に伝え、感動の輪が拡がっていった傑作!
・ストーリー
「愛してる」の言葉の意味を知るために…
感情を持たない少女の成長物語
身寄りのなかった少女・ヴァイオレット(石川由依)は、戦時中戦う道具として育てられてきた為、人の心を理解出来なかった。激しい戦争で両腕を失い、終戦を迎えた彼女の前に、元陸軍中佐のホッジンズ(子安武人)が現れる。彼女が心から慕っていた上官・ギルベルト少佐(浪川大輔)に代わって迎えに来たホッジンズに連れられ、ヴァイオレットは美しい港町・ライデンを訪れる。彼女はホッジンズが経営するC.H郵便社で働くことになるが、休息も取らず与えられた仕事を行う彼女に、一緒に働くベネディクト(内山昂輝)は戸惑うばかり。
ある日ヴァイオレットは郵便社で、依頼人の気持ちを言葉に代えて手紙に綴る職業「自動手記人形」に出会う。そこで「愛してる」という言葉を手紙に託す依頼人を見かけたヴァイオレット。戦場で上官がヴァイオレットに残した「愛してる」の言葉の意味を「自動手記人形」になればその意味がわかるかも知れない…。そう思った彼女は、「自動手記人形」の職業に就きたいことをホッジンズに告げる。それは、感情を持たずに生きてきたヴァイオレットが初めて示した意思だった。手紙の代筆という職に就いたヴァイオレットは、様々な代筆の経験を経て、次第に人の心を理解していく…。
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