タイ語/日本語通訳の仕事が向いていないと思う理由
タイでたくさんの求人を見かける、「通訳」案件。
私も以前に、短期間/単発で通訳の仕事をしたことがありましたが、
自分に全く向いてないなと思い、暫くして辞めました。理由は2つ。
・・・
1つ目の理由は、話者の感情が私に向くのが苦手だから。特に感情が高ぶっている時など、ネガティブな場面。
通訳者である私はその件に関しては部外者であるし、私が怒りの矛先となっている訳ではない、ということは重々に承知しているつもりなのですが、
それでも実際に通訳者である私という人物を介して会話が繰り広げられることになるので、どうしても自分が刺されている気持ちになってしまうのです。
仕事と割り切って完全スルーすれば良いのでしょうが、終わった後どっと疲れてしまったりして・・私には難しかったです。向き不向き、または経験不足もあるのかもしれません。
2つ目の理由は、タイ人/日本人の主張どちらも分かる時が多々あり、通訳しながらも心苦しくなるから。
通訳はただただ言われることを訳して伝えることが仕事で、自己は無、自分の意見を伝えることは求められない訳ですが、通訳しながらも内心あーだこーだ思ったりする訳です。
例えば・・
それをタイ人に面と向かって言うのはタブー・・でも日本人がそこを突っ込みたくなる気持ちは凄い分かる、延々と言い訳をするタイ人・・それじゃあ日本人には逆効果だよとアドバイスしたくなる、それはタイ人/日本人にとっては失礼にあたる(でも私はこれをそのまま伝えなければならない・・)etc...
そんなの何も考えずに淡々とこなせば良い話ではあるのですが。
いちいち「まじかそれ聞く?」とか「ここでそれ言ったらやばいヨ・・。」とか心の中が混沌としてきてしまったので、私にはしんどかったです。
というわけで、「通訳」として雇われるお仕事はこの先やることはないと思います。
・・・
とは言っても、通訳として雇われていなくても、どちらも話せることがバレる(笑)と、自分の仕事とは全く関係のないところで通訳として駆り出される場面にしばしば遭遇することとなります。
自分の仕事以外一切受け付けません!というスタンスではありませんし、もちろんお役に立ちたい気持ちはあります。
自分に出来ることで、チームないし会社全体に貢献できるのはとても嬉しいことです。
がしかし、しかーし!
簡単で良いから事の背景、ジャンル、専門用語何かしらは事前に共有してくだされ~~!!!
というのが切なる願いです。
「ダイカスト」といきなり出て来ても訳せない、というか、そもそも聞いたことがないし、何なのか分からないし、タイ語も日本語も英語も知りません。(懐かしい実体験)
☺︎ขอบคุณค่ะ☻
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