卒業前日と溶けた脳 3/6


こんなカスでも、高校卒業くらいはできるらしい。せっかくめでたいんだし、今日は高校3年を振り返る回にしましょう。きっと楽しかったことが山程あるはずだ。(フラグ)

まず1年生。うーん、うーん。思い出せないぞ、何があったか。まず、相当なガイジムーブをしていた気がする。この時点で死にたい。哀れな過去を持ちし者に救済を!慈悲を!でも記憶があやふやで、何がどうガイジだったかまでは思い出せないんだなーこれが。でもこれ以上思い出そうとすると、碌でも無い過去に打ちひしがれる気がする。人間、知らないほうがいいことだっていっぱいあるし...ね?

2年生。ただのガイジじゃねえぞ...ド級のガイジ、ドガイジだ!はい、はやく殺してください。お願いします。メンタルが完全に逝ってた年。この頃から合法の薬物に目覚める。1年の記憶があんまりないのもこれのせい。というか、1年どころじゃなくて丸2-3年分くらいの記憶がぶっ飛んだ気がする。脳がドロドロに溶けてしまって、醜くなってしまった。醜いのは元からか。

さすがにこの醜悪さを少しでも綺麗にしようと思って、脳外科に行ったことがある。執刀医が僕の頭にメスを入れる。すると酷い悪臭と共に、ドロドロに溶けた脳味噌が出てくるんですね。腐ったソレは灰色で仄かな睡眠薬の風味を持ちながら、異様な匂いを振りまいて、まるで僕の人間そのものを表すように...ここまで来るともう手遅れで、交換か洗浄の2択を迫られる。当然、こんな奴にドナーするやつもいないので、実質洗浄1択な訳だが。洗浄と言っても、一般的な洗浄ではなく、癒やしによって毒素を取り除くのが今の主流のようだ。特に、動物系の動画は人気が高いらしい。僕の場合、担当医が頭に心地の良い音楽と、アロマを焚いてくれた。でもその瞬間、意志を持ったドロドロが、これインターネットで見たやつだ!だのステマじゃねーのだの囁いてくる。なんと醜い!もう、手遅れだったんだ。全てが。みんなはこうなる前にインターネットやめようね。マジで。

日記はここで途絶えていた。


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