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親父のハナシを聞いて欲しい〜コロナウイルスに関して〜

こういう場で話すことかわかりませんが、

ちょっと昨今のコロナウイルスに関して、少し書かなければいけないと思い、書かせていただきます。

様々な情報が交錯し、今日に至っては森元首相が「マスクなしで頑張る」と火に油を注ぐ様な事を言い、困窮を極めています。

正直会見の様子をリアルタイムで確認できていないので、発言自体がキリトリなのか、原文ママなのかわかりません。

しかし、敢えて私から一つ意見を述べさせてもらいますと、言い方はともかく、「マスクなしで予防に備える」ことは不正解な行為ではありません。むしろ最近のマスク信仰の空気に疑問を感じます。

長くなりますが、ちょっと私の身の上も踏まえて理由をお話しします。
私の父はもう定年を迎えましたが、生涯ライフサイエンスの研究者でウイルス対策の本丸である国立感染症研究所に努めておりました。

親父は実直な研究者でした、頑固でポリシーがありました。
それゆえ辛酸をなめた事もあるのも薄々ですが知っています。

そして親父が現役の時、今回の様な未知の病気、パンデミックの危機が私の知ってる限り3回ありました。狂牛病、SARS、そして新型インフルエンザです。

私はもっぱら親父がどんな分野で研究していたか知りません。
しかし、これまでに起きたパンデミックがニュースを支配している時、必ず親父に「これは大丈夫か?」と聞いていました。

その時の答えはいつも同じ2つでした。
一つは
「致死率、死亡した属性を見ればわかるが、若く、健康にしている限り他に気にすることがあるだろ、それで死んだら運命なんだよ」

そしてもう一つ、これは酒が入り、少し皮肉まみれで言っていたことなのですが「テレビのでてるの、俺の後輩だけど、この病気を騒いで所長になった」
という事です。

後者の言葉は口が悪いです。けどあの世界も煽ることで地位を得る存在が確かにいるという事、その世界に従事した人間である親父の言葉は信用します。
そして、
「健康と手洗いなどの防疫を維持すれば良い、恐れることの方がよほど悪い、そして致死率から考えれば、運命でしかない確率であり、それを恐る必要がない」
という事です。

私はたまたまですが周庭さんが先ほどの森元首相の発言をシェアして「絶対マスクつけてください」とツイートしているのを不幸にも見つけてしまいました。

絶対という言葉、とても恐ろしいです。

医学の世界に絶対は存在しません。
マスクをつければ大丈夫?そんな保証はありません。

そしてリスクマネジメントをするとしたら、

「マスクを追い、マスクが無いことを恐れ、精神と共に身体をすり減らすことより、手洗いをしてよく食べ、よく休むことです。」

最後にですが、実は先ほど、親父に久しぶりに電話でコロナウイルスのことを聞きました。その返事はこれまでの日本を混乱させたパンデミックの時に言った言葉と全く同じでした。

「手洗いをして、健康に気を使うだけ、それで死んだら唯の運命」

政府、医学会の対応に不満を持つ人は多くいるでしょう。

ですが、市井で医学の道をまっとうした一人の人間の言葉、耳を傾けて欲しいと思い、長文ですが述べさせていただきました。

動画も含め、建築を「伝える」「教える」コンテンツ、場を作る事を目標としております。よろしくお願いします。