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『生きるための絵本』

~命生まれるときから命尽きるときまでの絵本~

福岡の絵本仲間が数年前から想い描いていた正置友子先生の講演会を主催され、参加させていただきました。

講演会では、129冊の絵本の紹介を通して、私たちはどう生きるのか?何のために絵本を読むのか?という本質をグイッと突くお話が、深く心と記憶に残っています。

人が人として生きるために幼児期がどれほど大事か。
絵本は子どものためだけではなく大人のの心ににも響くような豊かさや深さを内包している。
私たちたは亡くなった方から命をもらって生きている……

ずらーっとステージに並べられた絵本を一冊一冊見せながら、時に詳しく突っ込んだ解説を交えてのお話が約3時間、力強く続きました。

また、実際の質量を感じられるよう、来場者が手に取って読む時間もとるなど、"人と人との間にあり、今 ここに生きている者同士で絵本を共有する"場を創りあげてくださいました。

正置友子先生は、83歳の今も大阪にて、今年で50年目を迎える青山台文庫を続けていらっしゃいます。
その間、54歳~7年間のイギリス留学にてヴィクトリア時代の絵本研究で博士号(文学)を取得され、その後世界で初めて哲学と【子どもと絵本】を結ぶ論文でも博士号(学術)を取得されています。
まさに人生100年時代の生き様をみせてくださっているようです。

私は、どう生きるのか?
何を大切に、何を届け、何を伝えて生きるのか?
いま ここ を 集中して生きるとは?

多くのことを考えさせていただき、視界がスッと澄んだように感じました。


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