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本と私の記憶vol.1「女を磨くココ・シャネルの言葉」 

「女を磨くココ・シャネルの言葉」 
著:高野てるみ
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生まれて初めて手に入れた
ハイブランドのアイテムは
プラダのリュック。
当時、華原朋美が担いでたりして
自分の周りでも流行っていた。
学生でもバイトを頑張ったら
手が届くくらいの値段で
割と抵抗なく手を出せた覚えがある。

当時住んでいた名古屋には
ヴィトンやグッチなど
いろいろなハイブランドの店が
街に軒を連ねていた。

だけど「シャネル」だけは
自分にとっては別格だった。
お店のショウウィンドウを
外から眺めるだけで精一杯だった。

「大人の女性」だけが
身につけることを許された
ブランドのような気がして
20歳そこそこの私がその世界に
足を踏み入れるなんて
とんだお門違いって思っていた。

30歳を過ぎたころだったろうか
シャネルのマニキュアとか
少しずつ集めはじめるようになった。
イヤリングもひとつだけ持っている。
なかでも香水「CHANCE」は
愛用している品だ。

この歳になっても私は相変わらずで。
シャネルが似合うような
理想とする「大人の女性」とは
程遠いところにいるけど
ココ・シャネルが生涯貫いた
信念のエッセンスに触れると
少しだけ強くなれる気がするのだ。

なんだろう。
迷ったり凹んだり
気弱になっているとき
自分のテンションをあげてくれるような
「お守り」みたいな。

香水、なくなっちゃったので
そろそろ買わないとな。


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