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小さい頃の揉めごとから身につくもの。

特に乳幼児期の子どもの場合、友達と関わると

保育の現場でも大体こんなことが起こります。

自分で使ってたものを 近くの子に持っていかれたり、

作ってたものを壊されたり、壊したり、

オモチャを独り占めにして、友達に分けられなかったり

うまく言葉で伝えられず 友達に飛びついていったり

一緒に遊びたいだけなのに荒くオモチャを投げ渡したり…

「うん?これって、ケンカのことを言ってる!?」

そう思いますよね。

“ケンカ”の意味を調べてみました。

【いさかい】

【言い合ったり殴り合ったりしてあらそうこと】

子どもの姿から見て 争ってるわけではないし

殴り合ってもなく、ちょっと“ケンカ”の意味が

違うなぁ〜と思って”揉めごと“の意味を調べてみたら

【手間がかかって面倒なこと、ごたごた】

そう書かれてました。

どちらかというと乳幼児期の子どもはケンカというより

揉めごとが日常茶飯事に起ってることになります。

そう、この乳幼児期の子どもの揉めごと。

時代の移り変わりとともに変化してきてるなぁ〜と思います。

子ども同士が揉める前に周りのおとなが止めに入って、

揉めごとをさせない。揉めごとが出来ない環境づくりをしてる。

そんな氣がします。どうしてなのか考えてみました。

そもそも子どもの周りの大人が”揉めごと“を”ケンカ“の意味で

とっていたら、ケンカは殴り合いや争いというイメージがあって

引っ掻き傷や噛み傷をつけてほしくない。

穏やかに過ごしてほしいという氣持ちから揉めごとを

させないのかなぁ〜と思いました。

これは、あくまでもおとな側の思いのひとつですが。

子どもたちは、決して友達や人を傷つけようと思って揉めごとを

起こしてるわけではなく、幼稚園や保育所で家族以外のおとなや

先生、友達と関わって 社会で生きていくための準備期間に

いろんな経験をしてるだけ。揉めごとはそのひとつです。

例えば、友達の持ってるオモチャを今すぐ使いたい思いに

なって、サッとそれを取ったとしたら、友達は取り返そうとして

揉めごとはすぐそこで起こります。

友達が 時間をかけて積み木やブロックでつくったものを

わざとでも わざとじゃなくても 自分がきっかけで壊れたら

せっかく作った友達は、泣くか怒るか、その氣持ちを

ぶつけるように揉めごとはココでも起こります。

ただ遊んでたとしても ○○ちゃんと□□くんが話しを

聞いてくれない〜と 揉めごとがやっぱり始まります。

子どもが自分の行動で、友達や相手がどんな氣持ちになるのか?

自分はどういう氣持ちや理由があって友達にそうしたのか?

自分の好きや面白いと思うことは友達も同じように

好き、面白いと思ってるとは限らない、とか。

もちろん、伝えたい言葉がまだまだ思うように使えないことが

多いので、おとなが子どもの氣持ちを言葉にして伝える

橋渡しの手伝いは必要だけど、揉めごとって、

自分の思いを相手に伝えること、相手の氣持ちも

知っていくことに繋がっていくことだと思います。

自分の氣持ちも相手の氣持ちも知るって、おとなになってからも

とっても大事なことですよね。

何事も練習と経験の繰り返しです。コミュニケーションも

練習するから人との関わりや距離感がわかってきます。

ということで、みわ村での子ども同士の揉めごとは、

どんどんしてもらってます。練習あるのみ!

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