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食の優等生は復活するのか

鳥インフルの終息宣言がでました。
玉子好き、鶏肉好きにとっては朗報です。

だからといってすぐに価格が下がるわけではなく、まだまだ高いけれど少しずつ価格が下がっていると報道されていました。
それを聞いて近くのスーパーマーケットを確認してみましたが、価格は変わっていませんでした。
そりゃそうですよね、そんなにすぐに反応するわけはないだろうし、地域によっても状況が違うだろうから、しばし様子見です。

長年、食の優等生といわれてきた卵が、鳥インフルというキッカケはあったものの、べら棒に高くなり、おいそれとは手が出せないほどになってしまいました。
卵も鶏肉も大好きなのですが、ここのところほとんど口にすることがないほどです。

そう言えば輸入されたはずのブラジル産の卵はどこへ行ったのでしょうね。
加工業者の方々に渡って、それでおしまいだったのでしょうか。

通常の価格まで戻るには来春までかかるのではないかともいわれているそうですが、その間にまた鳥インフルの流行時期を迎えるのではないだろうかと危惧しています。

業者の方々は、売り上げが上げられなかったどころか、鶏の大量廃棄で大きな損失も出しているでしょうから、少しでも取り戻そうとするだろうし、普通に考えても元の値段になることはないように思えます。
どの程度まで流通量も価格も戻ってくれるのか、不安は募りますが、こればかりは待つしかありません。
優等生だっただけに適正価格がよく分からなくなっていますが、せめて元の価格とはいいませんが、適正価格までは下がってほしいものです。

話は半世紀ほど遡ります。
私が小学校低学年の頃、母に連れられて市場(その当時スーパーマーケットなどはない)へ行くと、卵はバラ売りで、微かな記憶を頼ると、1個10~15円くらいではなかっただろうかと思います。
物価を考えあわせれば優等生とはいえないのかもしれませが、価格自体は近年になるまでほとんど上がっていないといわざるを得ませんね。
鳥インフルで価格が高騰するまでは、1パック200円を少し超える程度だったと記憶していますから、半世紀の時を経てようやく2倍程度の価格なったことになります。
探せば他にも優等生はいるのかもしれませんが、身近な食材でのこれは、本当に食の優等生だなとしみじみ思います。
「鶏さん、ありがとう」といいたい気分です。
もちろん、育ててくださった養鶏場の方々にも「ありがとう」といいたいです。

もう少し待てば、躊躇せずに買える価格に戻ることを、本当に心から願っています。
その日の来るのをひたすら待つことにしましょう。
三羽 烏