54字の不埒な昔話
久々に54字の物語に挑戦してみた。ちょっと昔話風に。
爺ちゃんは山へ柴刈りに、婆ちゃんは川へ洗濯に、父ちゃんは海へすなどりに、母ちゃんは隣のオヤジと何をするやら。
爺ちゃんは山へ柴刈りに、婆ちゃんは川へ洗濯に、父ちゃんは海へすなどりに、母ちゃんは隣のオヤジと何をするやら。
昔々その昔さらに昔のずっと昔、爺さんと婆さんがいました。何をするのか父さんと母さんと隣の若奥さんもいました。
スズメ、スズメお宿はどこじゃ。こちらでございますが、まずは前金でお支払いを。若いお連れ様ももうお着きですよ。
白雪姫は毒リンゴを齧り永遠の眠りの中で王子様のキスを待つ。その間に七人の小人たちは順番に何度も想いを遂げた。
花咲か爺さんの飼い犬の「ここ掘れワンワン」は危険のサイン。大判小判より先にすぐに婆さんの骨を見つけてしまう。
赤ずきんは狼に食べられてしまった。偶然通り掛かった猟師が狼の腹を裂いてみると、半分溶けかけた赤ずきんがいた。
お爺様は山へしばかれに。お婆様は川へどつかれに、お父さまは海へなぐられに、お母様は隣のオヤジに尻をたたかれに。
この辺りで止めておきましょうね。