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温かく、優しい、導きの灯~光吉猛修『WITH MY RESPECT #2』 超個人的解釈満載全曲レビュー~

2021年、イベント開催数日前にいきなり告知されてからの争奪戦が繰り広げられた、我が推し・光吉猛修さんのカバーアルバム第1弾『WITH MY RESPECT #1』

↓昨年の争奪戦の様子はこちらを参照↓

↓ついでに第1弾の感想文(全曲レビュー)はこちら↓

2021年年末のとあるジョイントライブでの手売り即売会も好調だった第1弾に続き、出ました。出ちゃいました。

カバーアルバム第2弾『WITH MY RESPECT #2』!

初売りとなった東京ゲーム音楽ショー2022での争奪戦は、今回も熾烈を極めておりました。

あの…あの…去年1時間で完売札確認したんですけど…、
早くないですか…(汗)。

そんな熾烈な争奪戦、私は入場後いの一番でブースに直行したのが功を奏し、今回も無事にゲット出来ました。

というわけで、今回もやります、推しのカバーアルバム全曲レビュー。
第1弾の時と同様、個人的妄想解釈が大部分です。よろしければ最後までお付き合いください。
あと、未入手の方は完全ネタバレになります。ご注意ください。

収録曲各曲レビュー

1.手のひら

第1弾の掴みポジション(1曲目)であった『Missing』とは違い、「推しの声+温かみのあるシンセ+ジャジーなベース」というシンプル編成でスタートする今回の1曲目。(後からちょっと音が増えますが、それはそれでまた良し)
情景はデート終わりで想い人を見送る時間の時のもので、心情描写は切なさも含まれている…のですが、今回の推しカバーは、想い人をこの手のひらで守りたい、という思いが強い。あとは、温かさと、優しさ。
この温かさと優しさが、今回のアルバム全体を語るキーワードになっていきます。
アレンジで個人的にツボだったのは、ジャジーなベース音。温かさの中で芯を保ちつつ、ちょっと跳ねるのが、良い。このベース音は、推しのベーシスト経験もあってのものでは、と考えると、もっとそこに注目して味わってみたいと思わされます。

2.眠れぬ想い

1曲目から続く、温かさと優しさ、「あなたを守りたい」という強い思いに、今度は、聴く側に対して「眠れぬ想いは あなただけじゃない」と呼びかける、励ましがプラス。
推しの声、アレンジともにシンプルに、ストレートに、これらの思いを伝えたいというのが、こちらにも分かるのです。歌詞のニュアンスを絶妙に表現する推しの歌声にキュンとさせられる。

さて、ここまでの2曲。第1弾とは違う点がひとつあります。
第1弾では、2曲目から推しの魅力ポイントのひとつ「コーラスワークの厚みとハーモニーが半端ない」…すなわち、推しによる多重コーラスが入っていたのですが、

この第2弾、1、2曲目と、それが「ない」。

コーラスのない推しの声一本と、シンプルなアレンジで勝負している。近年の推し関連では珍しい流れになっているなぁと、思っていたのです。ここまでは。

3.Woman

冒頭サビから「コーラスワークの厚みとハーモニーが半端ない」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

しかも、前回の繊細さ重視とは違う、力強くて厚みがあってスケール感が広い、推しの十八番なあの感じ!これよ!これなのよ!!私が推したい推しのコーラスワークは!!!

…失礼、盛大に取り乱しました。

というわけで、前2曲の流れからの転換点に位置付けられるこの曲。アルバム全体では、この曲だけがアップテンポ気味で、いい感じに流れを引き締めている印象です。ちょっとしたスパイス的な。

「ちょっとしたスパイス的な」感じはサウンド面からも。アコギの音色の哀愁が…いい…。表現が、生ギターの「それ」なのだ。聴けば聴くほど、その味がじわじわと効いてきます。リピ必至。

で、曲の内容(こっちが重要!)。
日々あらゆる荒波と闘っている女性に送る応援歌。「夢見るように生きてごらん」など、刺さる言葉に溢れている。
それを表現する推しの歌声が、力強くその言葉を伝えているのだ。しかも、あのコーラスワークと共に。背中を押されない訳がない。
その背中の押し方が、ドーンと勢いよく押すのではない。「そっと」だったり「優しく」だったり「トンっ」だったり、表現は聴く側の印象によってそれぞれ。メロ部分では優しく寄り添う一面も。
この曲で推しに励まされると思うと、前向いていかなきゃって思います。
自分のためにも。もちろん、推しのためにも。

4.あの空を忘れない

流れ的には、『Woman』で励まされた想い人が、夢の実現の為に空の向こうへ旅立つ、というのが個人的解釈。
夢のために想い人を送り出す心情が描かれているわけですが、送り出す切なさの中に、想い人の成功を応援する、共にいた日々に感謝するという、「温かさ」「優しさ」「励まし」が溢れている。
この心情を巧みに表現する推しの表現力の豊かさは、尊い。

「温かさ」「優しさ」「励まし」。
今回のアルバムを語るキーワードを噛みしめた所で、いよいよラスト1曲。

5.次の夢

「ふたりでいっしょに、次の夢へ向かおう」

主人公と想い人が、夢を一緒に追いかけようと動き出す、幸せな結末…と流れ的に解釈される方が多いかと思いますが、私はそれに加えて、推し本人から、私達推し勢へのメッセージとしても捉えられるのではと考えています。

ディナーショーが昨今のご時世で幻になったとか、
その関係で推しの周年アルバムもまだ出ていないとか、
(ここら辺セガさん、よろしくお願いします。お は や め に !

本業周りでは色々ありながらも、こうしたカバーアルバムや、年末のジョイントライブとかで、ファンとの接点を、なんとかつないでくださっている。

そんななかで、本業周りで毎週金曜日にスペースを始めたり、
カバーアルバムシリーズはもう第3弾の構想があるとか、
「曲数溜まって状況が落ち着いたらライブ的な何かも」と、
推しご本尊なりの「次の夢」が動き出している。

※参考資料:ご本尊発言

このご本尊自身の姿が、この曲の主人公に重なってると感じました。

その文脈で考えると、この曲でいう想い人は、我々推し勢。
すなわち、この曲は、「推しの次の夢を、一緒に叶えに行こう」という、推しご本尊からの、推し勢に向けた、今の想いだと、思うのです。

こちらの返事?そりゃあもう決まってます。

「推し続けます。次の夢を、一緒に叶えるために!」

全体総括~推しの存在、それは導きの灯~

アルバム全体を包み込んでいたのは、「温かさ」「優しさ」「励まし」。

推し勢それぞれ、色々な推しへの思いがあります。ただただ好きだったり、他にもいろいろ。
私のように、大切な人との鎹になったり、生きる支えになった人もいると思います。
アルバム全体を示す、上記の3つのキーワードは、推しのお人柄をそのまま表した言葉でもあります。

そのキーワードを総括するのに、私の中で「これは!」と思った言葉があります。

「ノアの箱舟を導く、暗闇を照らす灯」

先日、以前、こちらこちらの記事で、推しイメージアクセサリーを作っていただいた、Kanocoroさんに、推しの公式イメージカラーである赤を基調に、推しイメージアクセサリーVer.2をお願いした時に、出来上がったアクセサリーに添えられた解説シートに書かれていた言葉です。
詳細は別記事にしますが、選んでいただいた石の解説に、この一文があって、「これ、推しだ…!」と想いが溢れ出しまして。

推しの存在は、温かくて、優しい、導きの灯。

その灯たる存在としての推しが詰まっていて、さらにはその推しからのメッセージが感じられる1枚。それが、このアルバムを聴いて感じた、私なりの結論です。
その灯に支えられてきたなら、今度は私たち推し勢が、その推しを照らす灯になろう。

2022/9/6追記~通販、始まりました~

初売りから半年、今回も忘れたころに通販が始まりました。
前回と同様、委託先は海田さんのサイトです。(今回もありがとうございます!)

一人でも多くの人に、光吉さんの良さが伝わりますように。
そして「第3弾とカバーアルバム縛りの単独ライブ、はよ」

拙い語彙と表現ですが、少しでもコンテンツの良さが伝われば幸い。スキはモチベに、サポートは推し活とネタ収集、合唱などの活動に充てます。よろしくお願いいたします。