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最後の日本兵(新田たつおの「最低軍艦」より)

1998年に見たビデオ撮影作品。新田たつおの原作漫画は終戦間近に海底軍艦に改造された日本兵が歩いてカーター大統領時代のアメリカに上陸し「恥ずかしながら」日本に戻ってきて自分を改造した元上官に復讐しようとするが、上官に預けた自分の娘が淫乱な愛人になっていたことにショックを受け人間バイブになり「最低やのう」で終わるギャグ漫画ですが、それをもとにしたシリアスな特撮作品です。改造され日本を出発するときは普通の人間体で、アメリカ上陸時はエンドスケルトン状態。ターミネーターのエンドスケルトンのうち、上半身だけのモデルや12インチアクションフィギュアモデル等複数のエンドスケルトンの市販品を準備して撮影していますが、コマ撮りはありません。歩くシーンは常に上半身だけで全身が写る12インチフィギュア使用シーンは動きません。原作「最低軍艦」との違いは、預けた娘は愛人ではなく上官の後妻となっており、その孫までいることです(最後の日本兵から見たら曾孫)新田たつおの上官への復讐は上官の娘を寝取る下ネタエロネタですが、こちらは元上官を殺害しようとします。しかし娘の孫(曾孫)が「じいじを虐めるな」と立ち塞がり、絶望した元日本兵は海に帰っていきます(「海ゆかば」まで流すのはやりすぎ)。

元上官とその孫娘(主人公から見たらの曾孫)


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