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世鬼一族の陰謀

1985年制作の広島県立吉田高校の美術部や神楽部の有志の作った実写映画。
毛利元就に仕えたことで有名な忍者一族のうち、武士抱えになることもなく郷士のままで関ヶ原の結果、国替えで長門に移ることなった毛利氏に従って移住することなく吉田町に残った世鬼一族は平和のうちに過ごしていたが、新たなる棟梁幻妖斎のもと国家転覆を企むようになる。
反対派は粛清され、反対派で一人残った幻妖斎の末弟の世鬼十兵衛は一族を糺すべく立ち上がり抜け忍になるまでを描いた作品。
神社の境内での神楽の練習の際の衣装合わせを撮影して世鬼一族の幹部会議にしたり、神楽八岐大蛇退治を撮影して戦闘シーンにしたりと工夫されている。というか神楽シーンを撮るのが目的で、それに合わせてストーリーをでっちあげた吉田神楽宣伝映画。
八岐大蛇の口から花火を使った火が出たり大蛇を次々と首を討ち取るシーン等迫力ある見所も多い。
幻妖斎がドクロマスクかぶっているのは変身忍者嵐の魔神斎を意識していたのか?適当にそこらのマスクで安易に済ませたのか判断しかねます。
屋外で神楽衣装を着たシーンが吉田郡山城での国家転覆宣言シーンだけで、他は屋内シーンしか無いのは神楽の衣装を汚すのを恐れてのことでしょう。
八岐大蛇の火炎噴射以外は刀と剣で闘うばかりで派手な特撮シーンはありません。
世鬼一族は実際に毛利氏に仕えた忍者一族で、史実では長門移封時点では世木氏として武家になっていました。郷士として神楽を継承しながら吉田町に残っていたというのはこの映画のフィクション。だと思ってたのですが、瀬木と名字を変えて安芸国に残った一族が実際いたようです。だとするとそれ知ってた同級生か知り合いの誰かが作った話だったのでしょうか?
1995年に大和町立椋梨小学校の体育館で行われた町民祭りで上映されたのを視聴。当日は他に、町民の演じる清水次郎長の演劇や若者のバンド演奏会、神楽の実演等もありました。大和町の町民祭りは、翌年「さだまさし」を招いての白竜湖コンサートの失敗と平成の大合併の結果、大和町は三原市になり無くなりました。
世鬼幻妖斎は神楽のデータ基にして生成AIで実写風の作画させ黄金のしゃれこうべを合成してみました。
世鬼十兵衛は本編思い出しながら描いた自分の趣味満載のイラストを生成AIにぶち込み、さらに趣味のワードを色々ぶち込んで生成AIで実写風に完成させました。世鬼十人衆も十兵衛以上に趣味に走ったイラスト描いて生成AIに作画し吉田郡山城を背景に合成してみました。

世鬼幻妖斎
末弟 世鬼十兵衛は世鬼一族を裏切り抜け忍になる
世鬼十人衆 末弟以外はみな長兄に付く 中央茶髪はヒロイン
記憶をもとに趣味に走って作画したものをAIで実写風に変換

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