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泣いた赤鬼

「泣いた赤鬼」は言うまでもなく児童文学作家浜田広介の代表作ですが、これをコマ撮りアニメで実写化した作品が本作です。
1980年代の終わり頃に自由が丘で行われたアマチュアフィルムの上映会で視聴しました。上映会後に天ぷら屋与喜で天ぷらのコース料理を食べたことを憶えています。
内容は、ほぼ原作通りですが、舞台が現代に置き換えてあります。暴れる青鬼に対して自衛隊が出動するも撃退され、ウルトラマンのように登場する赤鬼に退治され青鬼は逃げ出します。最後、赤鬼が青鬼の家を訪ねて、青鬼が旅立ったことを知り涙するラストは原作と同じです。
特撮はモデルアニメーションと合成処理。鬼のモデルアニメ用フィギュアは上映会で赤鬼青鬼とも展示してあり25センチくらいの大きさでした。目は東急ハンズで買ったドールアイで鬼の爪や歯はお米や大麦を身を利用していると説明を受けました。
赤鬼が子供と戯れるシーンはどこかのテーマパークの大きな手を利用しているようです(今は無き横浜ドリームランドのドリ祭?)。
登場人物は、モデルアニメで表現される赤鬼青鬼の他は子供が数名のみ。自衛隊は戦車のみで自衛官は登場しません。
町並みは基本的に写真を利用していて破壊シーンもありません(青鬼は暴れるふりだけで町は壊さないので)。
上映会では鬼のモデルアニメのデザインを利用した「泣いた赤鬼」の絵本も配布していて今回のイラストはそれを模写したものです。


赤鬼のイラスト(配布絵本を模写)

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