猿の降臨
宇宙ステーションで動物実験で産み出された2本の尻尾を持つ猿の容姿をした新人類がミスから地球に侵入。
その処遇をめぐるドタバタ劇が始まる。
1994年にワンフェスだったかコミコンだったかで購入した仮面ライダーモドキのビデオ(仮面ライダーフェイク)に同時収録されていたので見た作品です。少し不思議なドラマです。タイトル画では普通の猿を生成AIで描いたものを掲示しているけど、実際の作中では新人類の猿は常にぬいぐるみで表現されます。それをめぐって政府の軍人や科学者や新興宗教教祖や日本刀振り回す女子高生がてんやわんやの騒動起こす謎の一篇。
最後は某国王子様が出てきて猿を連れ去っておしまい。
これはどうも舞台劇を映像化したもののようです。あまり当たった舞台でもなかったろうにビデオ撮影で映像残して何がしたかったのでしょう?1990年代に入ってホームビデオもパスポートサイズで気安く撮れるようになった結果こんな駄作も産まれたみたい。
主人公をぬいぐるみの猿にしたのとか小中兄弟の「くまちゃん」のパクリなのではとも思います。少なくともインスパイアはされているよね?
かなり酷い作品で本来取り上げるのもどうかと思ったけど、出所も不明なビデオで偶然見ただけだし、いかにも下北沢あたりで小劇場の舞台でやってそうな話(酷い偏見)だったのと、コマンド入力だけの生成AI(普段は基本的に画像参照する方式の生成AIを使用しています)で何処まで出来るかの練習も兼ねてやってみました。
本編特撮は一部は8ミリ(さすがに16ミリではないだろう)撮影したものをテレシネしています。基本的にビデオ撮影された本編はやはり駄目ですね。テレビ時代劇もビデオ撮影で演出法や撮影法や機材が確立されるまで酷いことになったけど、アマチュアフィルムはもっと駄目よ。いや成人女性のセーラー服なんかは兄はニヤニヤして見ていたけど。細かいカット割りが出来てないのよね。フィルムならスプライサ-で簡単にコマ単位で編集できたけどね。