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恐怖の火星大王

8ミリフィルムで巨大ロボット特撮を撮ろうと思い立った人が、一度は検討するのが火星大王を使った特撮ではないでしょうか。
火星大王というロボット玩具自体「ウルトラセブン」にも登場しているくらい古くからある玩具ですし、そのデザインをモデルにしたかのような巨大ロボットを本格的に映像化した作品としては「鉄甲機ミカヅキ」の月光機シリーズがあるほどです。
この映画を見たのは1999年で、まさにノストラダムスの大予言にひっかけた内容でまんまノストラダムスの肖像画に合せて例の「1999年7の月、空から恐怖の大王が降りてくる。アンゴルモアの大王を蘇らせ、マルス(火星)は支配するだろう」の予言がナレーションで流れたあとに火星大王が空から街に降りてきて街を破壊し去って行くだけの内容です。複数の火星大王が飛来し東京を蹂躙するシーンは「ガラモンの逆襲」に似ています。
正直、写真を拡大した街を切り抜いたものの後ろを火星大王が歩くのと、火星大王の胸の砲身から光線を火星大王の写真を使って二重露光で合成しただけのチャチな特撮ですがノストラダムスの予言の「大王」「マルス」と「火星大王」をくっつけた強引なストーリーは何となく好きです。
イメージ画は広島サミット前日の映像に火星大王を合成してみました(本編にこんなシーンはありません)。

恐怖の火星大王のチラシを再現(本物はモノクロコピーだったと記憶しています)

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