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我が子との絵本記録 #1 『くだもの』(1歳3男)

こんにちは。
8歳・6歳・1歳の3人の子どもを育てているsatomiです。
久しぶりの投稿になってしまいました。
私は、絵本に対して大変興味があり、今後子育て期間を終えても、長く絵本に携わっていきたいと思い、この想いは年々高まるばかりです。
その基盤は、我が家にる3人の子ども達との絵本の読み聞かせの幸せな時間から始まっています。

絵本に携わっていくことは、これからも長くできると思いますが、我が子と絵本を通した時間の共有は、実は今しかない、期間限定なのですよね。
きっとこの時間は宝物
絵本に限らずですが、我が子とこんなにも濃密に同じ時間を一緒に過ごすことができる時間は限りがあるということをしみじみ思います。
私自身はまだ経験していないのですが、成長とともに少しずつ外の世界に出ていく子どもを今度は信じるというベースを持って関わる時期がやってくると周りの皆さんが教えてくださいます。

頭では分かっているのですが、やらなければいけない事が重なってしまったり、自分のペースで動けないことが多いと、どうしても上記にあげたことを忘れてしまう日々も。
そんな時、絵本の読み聞かせは、子どもと過ごす時間の大切さを強烈に思い出させてくれます。

そこで、我が子との絵本記録も、こちらに残すことにしました。
将来の自分のために。

一番最初紹介する絵本は、1歳になった頃から三男が長い間ハマっている絵本『くだもの』です。

『くだもの』
作:平山和子
福音館(1981年10月)

この絵本との出会いは8年前。長男が10か月の時です。
当時長男は果物が大好きで、書店で見つけた際に、絶対に気に入ってくれると確信を得て、購入しました。
それ以降、長男次男も大好きな絵本で幾度となく読んできました。
子育て最後の三男も同じ本を気に入ってくれたことが嬉しく、まさにこの1冊は私にとってコンプリート、達成感があります(笑)
きっと何年たっても、本棚から出すたびに、子ども達との時間が蘇る1冊となるはずです。

何と言っても、私が「さあ どうぞ」とくだものの絵と言葉を絵本から差し出すと、三男の口を開けパクっとする姿が可愛くて可愛くて。
その愛らしい姿を何度も見たくて、ついつい私の手が子ども達の口の前まで動いてしまうのです。エンドレスに。

発行が40年以上前なので、果たしてどのくらいの子ども達がこの絵本で食べる真似をしてきたのだろうと思うと、何とも言えない暖かな気持ちになります
一つひとつの身近なくだものを忠実に、そして細かなところまで描かれているため、視覚的に入っている情報から子どもの食への関心を高められる1冊だと子どもの反応から思います。
絵本を通して食を届けるやり取りから、私たち大人も食べることへの楽しみを子どもと一緒に感じられ、私自身も大好きな1冊です。

三男は、食べることが大好きなので、何度もこの絵本を読んでと持っていきます。
喜んでくれるうちは何度でも何度でも読んであげたい。
ただ、うちの場合ですがテンションがあがってしまうので、入眠の儀式としての1冊ではないと思いました。

先日、参加した読み聞かせボランティア養成講座で、この本は1年を表していることを教えていただきました。
夏のスイカから始まり、桃、ぶどう、秋のなし、りんご、くり、かき、冬のみかん、イチゴ、そして最後のバナナは自分で剥くという成長を表していると。
現在1歳10ヶ月の三男はまだバナナの皮を自分で剥くことはできませんが、半年前までは輪切りにしたものを手づかみで食べていたところから、最近は丸々一本を手に持ち最初から最後まで一人で食べることができるようになりました。しばらくすると、皮も剥いてしまうのかな。

もう少しの間、こちらの絵本で季節の移り変わりや子どもの成長を一緒に楽しみたいと思います。

そして、8年間『くだもの』ばかりを読んできましたが、調べると作者の平山和子さんは、写実的に描かれ長い間読み継がれている絵本が他にもありました。

週末に図書館で借りて読んでみます。
子どもの発達や興味に沿った絵本育児をまだまだ楽しみたいと思います。

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