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【読書】子育て悩み中の私が勇気づけられた1冊

こんにちは。
7歳、4歳、5か月の男の子三兄弟を育てているsatomiです。

子育てをしていると毎日悩みは尽きず…。
特に最近の私は、子ども達にとっての声掛けや態度が果たしてこれでで良いのか不安になっています。
一つ一つの言動を内省する時間があるわけではないので、気づけば1日が終わりという日々を送っており、理想と現実のギャップに落ち込んでおりました。
世の中のお母さんはガミガミ言ってしまう時こそ、実はお母さん自身が一番落ち込んでいるのではないかと密かに思っています。(私がそうなので…)

そこで今回読んだ本で、今の私にとっては励まされ、また頑張ろうと勇気づけられた1冊をご紹介します。

作者は前野 隆司さんは、人間の幸せを学術的に研究した「幸福学」の第一人者でもある方で、ご本人も2児の父親、現在は慶應義塾大学に所属されています。
幸福学というと、目に見えないもののように思いますが、前野先生は幸福度を科学的に測定することはできるとおっしゃっています。
そして、前野先生が考える子育てにおける幸せの4因子についてご紹介します。

〈子どもも親も、より幸せになる4つの因子〉
第 1因子:子育ても自分の夢も大事!とにかく「やってみよう!」
第 2因子:あなた(子どもや親)がいてくれて、「ありがとう!」
第 3因子:想いどおりでなくても、「なんとかなる!」から大丈夫!
第 4因子:「ありのままに!」やったんだから、失敗しても OK!

『「幸福学」が明らかにした 幸せな人生を送る子どもの育て方』

行動に起こす「やってみよう!」、周りに感謝を持つ「ありがとう!」、うまく行かない時こそ楽観的に考える「なんとかなる!」、自分軸で生きていく「ありのままに!」。
誰にでもわかりやすい言葉であり、確かにこの考えが根本にあることで、思うようにいかない子育てこそ、響くのではないかと改めて考えさせられました。

実際の私はと言うと…
余裕が無い日々を送っているため、子どもの「やってみたい」気持ちにも、時間がかかるから、今はそんなことをやっている場合じゃないなどと遮ってしまっていたかも…。
我が家の3人の子ども達、皆出産した時には産まれてきてくれたことを心から嬉しく思ったのに、存在だけで十分だとい気持ちはいつも持っているのに、それをちゃんと伝えてる?と自分に問いただすと何だか負い目を感じる…。
朝出発直前にこぼしてしまったお茶、忙しい時限ってぐずられるなどなど、結果私のイライラをぶつけてしまう結末に…「なんとかなる」とは到底言えない状況…。
子育てが始まり7年半、周りから良いお母さんと思われたいとう考えが拭えない私は、出先では心で思っていることと子どもにかける言葉が時として一致していなかったことも。本当は子どもの「ありのまま」を応援したいのに…。

そうなんです。
私は育児は思うようにできないことだらけだからこそ、この幸せになる4つの因子に改めてハッとさせられたのです。
いつもできなくたっていい、感情的に怒ってしまうことも、イライラしてしまうこともあっても、このことをちょっとでも胸の片隅に置いておければ、冷静に考えられた時にまた取り出して考えてみれるのではないかと思いました。
そして、うまく育児できない自分も「ありのまま」認めよう

親は子どもの熱中するものに対して応援していくことがよい子育てだということも書かれています。
ここは特に特に、強く共感します。

なにか大好きなことがあり、ものすごく夢中になれたり、誰にも負けない得意なことがあるのは、それがどんなことであれ、素晴らしいことです。
・よい子育てとは何かというと、わが子の得意なことや夢中になれることを見抜き、それを心から信じて支えること。それだけです。

『「幸福学」が明らかにした 幸せな人生を送る子どもの育て方』

毎日、様々なニュースを耳にしすると時代の過渡期に来ていることをヒシヒシと感じ、子ども達を前にこの子達が生き抜く時代はどのようなものなのかと考えてしまいます。
その中で、本当に好きな事や、やりたい事を見つけることがまず大事だということを強く思います。
そこからやり抜く力や、諦めない力も育っていくと信じています。
最近、小学校1年生の長男が野球を始めましたが、毎日毎日家でもグローブを嬉しそうに持つ姿や、練習をする様子を見ていると、やはり好きから全て始まると痛切に思います。
まだまだ他人軸も気にしてしまう私が言うのも恐縮ですが…、子ども達にはやりたい事をやって尖りをだしてもらいたい。
だからこそ、イライラガミガミばかりではなく、やりたいをサポートできるよう私も成長が必要(反省中)と続くのですが…。

最後に、私が心に響いた親の在り方につても紹介しておきます。

子どもを信じること、これこそが親の最大かつ最高の役目だということです。
何の見返りも求めず、ありのままの姿を愛し、信じ続けられるのは、親だけです。親が信じないで、誰が信じるのでしょう
親は港であり灯台であるとたとえられます。親は、子どもの航海にはついていけません。ただ子どもの無事と成功を祈り、信じて見守るだけ。子どもという船が遭難しそうになれば明るく照らし、嵐に遭遇したら安心して寄港できる場所となり、無事に航海を終えたら安らぎを得られる場所となる。

『「幸福学」が明らかにした 幸せな人生を送る子どもの育て方』

どこかで子どもを親の都合の良い方へとコントロールしようとして、うまくいかなく、そこからイライラへと繋がってしまっていたこともありました。
子どもをありのままを認め、信じられる…簡単なようで難しい。
そして、親は港であり灯台…本当にそうですよね。子どもに何かあった時いつでも帰ってこられるような家庭であり母親でいたい。
そのために、私も成長していきたいです(宣言)

今回ご紹介した本は、子育てのノウハウ本ではありません。
子育ての根本的な考え方を教えてくれる本です。
ぜひ、機会があれば手にとってみてください。
私と同じように育児に悩んでいるお父さんやお母さんにはきっと勇気づけられるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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