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砂浜を裸足で歩けば

何が起こるのでしょうか?

ということで、31日の「湘南を歩く人」の予定を変更し、
砂浜を裸足で歩く人、に変更しました!

辻堂海岸から茅ヶ崎あたりまでの砂浜を裸足で往復します。
その後、30分ほどマインドフルネスというか、砂浜に座って自分自身と静かに向き合う時間を取ります。
そして最後は僕の行きつけの美味しいお店で、ランチを食べながらみんなで体験をシェアしましょう!

現在5名の参加ご希望をいただいていますが、まだまだ参加者募集しておりますので、ご興味のある方はぜひ! 10月は無料ですので!

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企画に先立って、先日は試しに砂浜を裸足で歩いてきました。
僕は家から歩いて5分で海にいけるので、ほんと近所です。昔はバリバリのサーファーだったのですが、最近はあまり波乗りはしなくなりました。嫌いになったとかではなくて、ただロングボードを乗せる自転車が壊れてしまったので、買い換えるまでは海までボードを運ぶのが億劫という理由です。

でも、波乗りしなくても海は歩くだけで気持ちの良いものです。

潮風に吹かれて、波打ち際を裸足で歩けば、時折大きな波が足元までザザザンと昇ってきて、僕の足跡を消していきます。水は意外と温かく、時々ひざまでまくったズボンをびっしょり濡らしたりもするけれどもそれも愛嬌です。引く波が足の裏の砂を浚っていく感触がちょっとくすぐったかったり、足裏にひっつく砂の塊の重さを感じてみたり。

波打ち際を良く見ると、そこには小さな穴がぽつぽつと空いていて、波が引くとポコポコポコと泡が出てきます。そういう所にはおそらくハマグリが隠れていて、彼らの日常をゆったりと楽しんでいるのでしょうけれども、そんな彼らの日常を脅かすべく僕は穴のところを足でグイグイと掘ってみたりします。そうやって少し掘り下げてみましたが、そこにハマグリはいませんでした。彼らは意外とずっと深いところに住んでいるのかもしれない。僕は彼らを本気で脅かすつもりはないので、そのくらいで勘弁しておいてあげます。

そういえば、こないだこんな可愛い鳥たちに出会いました。
波を巧みに避ける鳥です。

かわいいでしょ? 彼らは何を食べているのでしょうね。
一方、撮影者の僕は、波で巧みにずぶ濡れる人間です。
人間ってどんくさいんですね、いや僕だけかもしれませんが・・・

さて、最近読んだ本に、こんな文章を見つけました。
「自然との深い体験が出来るようにするためには、私たちは土に触れなければいけません。森を歩き、海で泳ぎ、雲を見て、日の入りを愛でるのです。そのような深い体験からだけ、自然を尊び、気遣う深い思いが生まれてくるのです。」(『人類はどこへ行くのか』サティシュ・クマール)

「自然」に対比する言葉として、「人工」というけれども、考えてみれば僕たち人間は自然そのものです。
いつから、僕たちは人間を自然と区別するようになったのでしょうね?

近年の人間の活動がもたらすこととして、自然破壊とか色々問題はあると思います。
そして、僕は自然破壊というのは、人間の周りの自然を壊していることだけが問題なのではなく、人間も含めた自然を壊していることが問題なのだと思っています。

人間もまた自然である、そう考えれば、僕たちの今の生き方は本当に自然な生き方なのでしょうか? 僕たちの社会は人間が自然の生き物であることを無視していないでしょうか? 見て見ぬふりなのか、それとも人間だけは特別なものだと思っているのか、何をやっても他の生き物みたいに狂ったり死んだりしないものだと思っているのか、僕たちは僕たちを身体の自然に反してあまりに無理させていないでしょうか?

満員電車に揺られて、毎日何時間も残業して、それでも何か不安や不満を抱えて幸せを感じられないような生き方、とか。少しのミスを犯した人をメディアやSNSで叩きまくって自殺まで追い込んでしまうような生き方、とか。

こういうのを見るにつけ、僕たちは壊されているんじゃないか?と僕は思うことがあります。自然破壊とは、自然の一部である人間を破壊することでもあるのかもしれません。

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自然に立ち返って少し触れてみると、そんなことが頭によぎったりもしてきます。

「砂浜を裸足で歩く人」参加者のみなさんが、どんなことを感じ、考え、学ぶのか、今からとても楽しみです。

10月末は少し肌寒いかもしれませんが、海水はまだまだ暖かいですよ。
少しでもご興味を持たれましたら、ぜひお気軽にご参加ください!

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miuraZen
歩く人

描いたり書いたり弾いたり作ったり歌ったり読んだり呑んだりまったりして生きています。
趣味でサラリーマンやってましたが、これからはフリーランスになると思います。

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