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forest forest

今までのアーカイブはコチラ→ https://www.niwatomori.com/forest_forest_map/ 森の案内人・三浦 豊が、週に1,2回、日本中の森林、木々…
キャラ立ちした木々、無数の森林や名所・・・、 森目線になると、日本はほんとうに、すばらしいことにな…
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#三浦豊

禅定道沿いの巨木たち

前回につづいて、白山( はくさん )の、越前禅定道を歩きました。 しばらく歩くと、 たくさんの巨岩が露( あらわ )になってきて、 ひときわ目立つ、大きな木が生えていました。

8ヶ月かけて

福井・岐阜・石川の県境に広がる、白山( はくさん )です。 見渡すかぎりの峰々が、どこまでも広がっている雄大な山です。 白山( はくさん )は、大昔から山自体が信仰の対象になっていて、今から1200年以上前に、 石川県からは、加賀禅定道( かがぜんじょうどう ) 福井県からは、越前禅定道( えちぜんぜんじょうどう ) 岐阜県からは、美濃禅定道( みのぜんじょうどう ) この3つが、白山でもっとも高い山の御前峰( ごぜんがみね・2702m )までに続いています。

1300年後の蘇り

滋賀県大津市、田上山( たなかみやま )です。 田上山( たなかみやま )は複数の山々の総称で、その中の一つの山、堂山( どうやま )へ登りました。 田上山は、大正時代くらいから湖南アルプスと呼ばれています。 ちょっとした滝のある、 細い渓流沿いを登りました。

命のリレー

長野県、上松町( あげまつまち )の山深い渓流沿いに広がる、赤沢( あかさわ )自然休養林です。 広大な森林は、 いくつもの歩道があって、7つのコースが設けられていました。 人々が大昔から日常でやってきたこととは思いますが、ここが森林浴の発祥の地といわれています。 近代に入ってから「 森林浴 」という言葉が、ここで本格的に用いられ始めたことから、発祥の地とされているようです。 それにしても、赤沢自然休養林の真ん中を流れる川は、 緑がかって澄みきっており、 川

たくさんの富士桜

山梨県、富士吉田市の、富士山の麓から登山道を歩きました。 見晴らしの良い公園から、40分ほど歩くと、 ひときわ大きな松が生えている、ひらけた所がありました。 ここは中ノ茶屋( なかのちゃや )と呼ばれていて、この大きな松は、 明治時代に撮られた写真にも写っていました。 そして、松とお茶屋は江戸時代にも描かれていて、 お茶屋は今でも、 現役で営業をされています。 その中ノ茶屋から、ひきつづき、富士山への道を歩きました。 その道のまわりには、

10年半目で、はじめての来訪者

僕の家の庭です。 上の写真を撮ったのは今年の3月7日で、支那実桜( しなみざくら )が、満開の花を咲かせました。 1ヶ月後の4月7日になると、 支那実桜は、葉っぱをたくさん茂らせて、 実を、実らせはじめました。 そして、僕がこの家に住みはじめて10年半、はじめての来訪者が、やってきました。 シメです。 枝に止まって、支那実桜の茂みを、キョロキョロと見まわして、 また時折やってきて、そんな日が1週間ほど続きました。 そして、

1000才の木は、生き残った

福島県の楢葉町( ならはまち )へ、1000才の木に会いに行きました。 その木は、私有地に生えていましたが、 所有者さんのご好意で、見学者のために駐車スペースが設けられていました。 僕は車を停めて、敷地内にある巨木へ会いに行きました。 隣家の畑の横を通って、 角を曲がり、まっすぐに歩くと、 目的の榧( かや )が、姿を現しました。 その榧( かや )は、目を見張るような大きさでした。 でも、それ以上に驚いたことがありました。 じつは、僕はこの木に、13年

私たちは、ここで生きつづけています。

( 前回のつづき ) 竜ヶ岳( りゅうがたけ )の山頂に向かって、登りました。 しばらく登ると、 まっすぐに伸びている、大きな木が生えていました。 その足下を見ると、 その高木の葉っぱが落ちていました。 5枚の葉っぱがまとまって付いている、この木は、五葉松( ごようまつ )です。 松の仲間の中では、より奥深い高山の岩場に自生しています。 松毬( まつぼっくり )は、こんな形をしています。 左が五葉松の松毬( まつぼっくり )で、右が赤松の松毬( まつぼっくり

奥丁子桜と、雪椿

福島県の西会津町にある、竜ヶ岳( りゅうがたけ )へ登りました。 上の写真の真ん中に写っている、整った姿の山です。 福島県と新潟県の県境に位置しています。 山間の集落から、登りはじめました。 ここは標高が高いので、まだまだ葉っぱを茂らせていない木々が多い中、

宿場町

福島県、下郷町( しもごうまち )の山間にある駐車場です。 これで全体の3分の1の広さですが、ほぼ満車になっていました。 なぜ、こんなに広い駐車場に、たくさんの車が停まっているのかというと、 駐車場の向こうに、福島県内で屈指の観光地があるからです。 そこは、 大内宿( おおうちじゅく )という、江戸時代から残る宿場町でした。 まさに、江戸時代へ完全にタイムスリップしたような、すごい場所でした。 町の真ん中にある道は、ゆっくり歩いて10分弱くらいで行き止まりに

1日で6500万

栃木県、塩谷町( しおやまち )の田園です。 このあたりです。 広い田園地帯から山地へ入り、ある場所へ向かいました。 木々が芽吹きはじめた渓流沿いを、上流へ向かって歩きました。 足下には、 片栗( かたくり )や、 東一華( あずまいちげ )や、 一人静( ひとりしずか )が、花を咲かせていました。 渓流を40分くらい歩いて、僕はそこに着きました。

かんのんぬま

福島県、下郷町( しもごうまち )の、高原地帯を歩きました。 このあたりです。 あたりは、4月中旬になっても、 葉っぱがまだ1枚も芽吹いていない木々の森が、見渡すかぎりに広がっていました。 森の中では、 まっ白な幹をした白樺( しらかば )が、よく目立っていたり、 整った樹形の一位( いちい )も、よく目立っていました。 そんな森の中には、 僕がまたげるくらいの幅の、小川が流れていました。 その小川が流れてきた方向を見ると、 小川の上流は、どんどんと幅

春の渓流

福島県いわき市、夏井川( なついがわ )渓谷です。 大きな渓谷で、ここの最深部には、 背戸峨廊( せとがろう )という、深い渓流があります。 この渓流を、上流へ向かって歩きました。 あたりは、新緑がまぶしかったです。

1000回目の春

福島県、三春町( みはるちょう )です。 ここに日本を代表する大きな桜がいて、会いに行ってきました。 その桜は、満開の花を咲かせていました。