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forest forest

今までのアーカイブはコチラ→ https://www.niwatomori.com/forest_forest_map/ 森の案内人・三浦 豊が、週に1,2回、日本中の森林、木々…
キャラ立ちした木々、無数の森林や名所・・・、 森目線になると、日本はほんとうに、すばらしいことにな…
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2020年1月の記事一覧

山の上の原生林

( 前回のつづき ) 弁慶七戻りから、その先の筑波山( つくばさん )の山頂一帯は、巨岩だらけの世界になっていました。 右側の窪みは、 岩窟になっていて、

赤樫の森

茨城県、筑波山( つくばさん )です。 関東平野の中の独立峰で、とくに首都圏の東北部では、よく目立ちます。 ずっと気になっていたので、山頂まで登りました。 つくば市内の、つくば駅から、 40分くらいバスに乗って、 山の中腹に着きました。 集落を10分ほど歩くと、 神社の鳥居の後ろに、筑波山の山頂が、再び現れました。 筑波山の山頂を正面に見ながら、参道を進むと、 筑波山神社( つくばさんじんじゃ )の本殿が、筑波山を背後にする形で、建っていました。 本殿

気がつくと、すでに登っていた

香川県、白鳥( しらとり )神社です。 古墳時代に、仁徳天皇によって神廟( しんびょう )が造営されたと伝わる、悠久の歴史を持つ神社です。 境内へ入ると、 大きな松が、本殿の近くに生えていました。 そして、この神社の本殿の向こうへ行ってみると、

虹の松原

佐賀県、唐津( からつ )市の、丘を登りました。 登りきった所には 展望台があって、 その先へ行ってみると、

いよいよ神様に

小豆島、土庄町( とのしょうちょう )の高台に生えている、宝生院( ほうしょういん )の真柏( しんぱく )です。 真柏( しんぱく )は、別名は伊吹( いぶき )、柏槇( びゃくしん )ともよばれ、日本国内の比較的暖かい地方の、主に海岸沿いに自生している木です。 また街中でも、 生垣や、 刈り込みとして、公園や庭でもよく植えられています。 よく植えられている人気の秘訣は、その柔らかい葉っぱです。 また盆栽でも、場合によっては松を凌ぐ最高級の樹種とされてきまし

エンジェルロード

( 前回のつづき ) 立派な木は、姥目樫( うばめがし )でした。 1年中葉っぱを茂らせていて、何度剪定をされても芽吹く力が強いために、 刈り込みや生垣など、街中や公園に植えられていることが多いです。 丘で一番高い所には、

瀬戸内の町から神社へ

岡山県、牛窓町(うしまどちょう )へ、父と、2人の兄の家族と一緒に行きました。 僕はガイドをする時以外は、ほぼ一人で歩いているので、なんだか賑やかで楽しかったです。 町の高台にある、本蓮寺( ほんれんじ )というお寺へ行くと、 本堂の前に三重塔が建っていて、 その横へ行ってみると、

縄文アラカシと、そのII世

( 前回のつづき ) 佐賀市にある、佐賀県立博物舘の庭へ行ってみると、

4500年前のドングリ

佐賀県、有田町( ありたちょう )にある、坂の下( さかのした )遺跡です。 ここで、1967年( 昭和42年 )から1970年( 昭和45年 )にかけて2度の発掘調査が行われました。 そして、その発掘調査で、今から約4500年前の縄文時代に作られた21基の貯蔵穴( ちょぞうあな )が発見されました。 貯蔵穴の直径は70cm前後が平均的でしたが、最大のもので直径が2.5m、深さは1.2mもありました。 貯蔵穴は食べ物を蓄える所だったようで、縄文時代後期に食料として

杉の大杉

高知県、大豊町( おおとよちょう )にある八幡神社です。 神社の境内に入ると、

しるし

( 前回のつづき ) 稲荷山の山頂から、参道を下りました。 稲荷山には、山頂以外にも、神聖な所とされている場所が、いくつもあります。 稲荷山に降った雨が集まっている、こだま池。 池のほとりで手を叩いて、音が返ってきた方向に、探している人の手がかりがあると伝えられています。 3つある稲荷山の山頂( 一の峰、二の峰、三の峰 )の直下にあって、大昔から、山頂でお祀りされている稲荷大神に神饌( しんせん・神様にお供えする食べ物のこと )がお供えされてきた、御膳谷奉拝所( ご

山を登る

京都市にある、日本全国の稲荷社の総本宮、伏見稲荷大社に参拝しました。 僕の家から電車1本で行けて、年に数回は案内をするので、個人的にとても馴染み深い神社です。 元々有名な神社ですが、近年、この伏見稲荷大社に大きな変化が起こっています。 それは、 外国人旅行客が、すごくたくさん訪れていることです。 トリップアドバイザーの「 行ってよかった日本の観光地 」に、2014年から6年連続で選ばれ、おそらく日本国内で最も多くの外国人を見ることができる場所だと思います。 そ

千という数

京都市、鴨川( かもがわ )の河川敷です。 三条や四条界隈は整備された公園になっていて、人もたくさん行き来をしていますが、南へ行くにしたがって河川敷の幅が狭くなり、歩いている人の数はぐんと減ります。 ふと、対岸に目をやると、 大きな木が生えていたので、橋を渡って近づいてみました。

連理

( 前回のつづき ) 薄暗い森林を、しばらく歩くと、 大きな榊( さかき )が生えていました。 日本で一番大きな榊といわれる、栗原連理( くりはられんり )の榊です。 今まで出会った榊の印象がくつがえるような、圧倒的な大きさでした。 根元の直径は1mくらいで、 樹齢は約400才と云われています。 まるで隆々とした筋肉質のような、力強い根元から伸びた幹を、上へたどって眺めてみると、