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forest forest

今までのアーカイブはコチラ→ https://www.niwatomori.com/forest_forest_map/ 森の案内人・三浦 豊が、週に1,2回、日本中の森林、木々… もっと読む
キャラ立ちした木々、無数の森林や名所・・・、 森目線になると、日本はほんとうに、すばらしいことにな… もっと詳しく
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2019年11月の記事一覧

横へ広がる

今年の晩秋も、いくつかの京都の寺社で案内をさせてもらいました。 どこへ行っても、伊呂波紅葉( いろはもみじ )が、色鮮やかに紅葉していました。 南禅寺( なんぜんじ )です。 永観堂( えいかんどう )です。 東福寺( とうふくじ )です。

池でありながら、海でも湖でもある

( 前回のつづき ) まさに「 江戸の華 」と称えたくなるような石橋から、3分くらい歩くと、 船着場のある、池のほとりに着きました。 昔は、池に船を浮かべて庭を鑑賞したようですが、今は手入れをする庭師が乗る船が停泊していました。 池のほとりには、 大きな欅( けやき )が生えていて、

東京ドームが借景の大庭園

東京都、小石川後楽園( こいしかわこうらくえん )です。 今から390年前の寛永六年( 1629年 )に、水戸藩の広大な屋敷内に造られた大庭園です。 江戸時代には8万坪もあった敷地は、現在2万1400坪の広さになっていて、当時の敷地内には東京ドームが建っています。 はからずも、今は不思議な借景( しゃっけい・庭の敷地の外にある建物や山が、庭の風景の一部として意図的に取り込まれていること )になっています。 この庭園は、江戸時代に700ヶ所以上あったと云われている大

532分の9

( 前回のつづき ) 川沿いの街道を下りました。 川の流れと呼応するような街道は、歩いていて、とても気持ちがよかったです。 そして、ついに、 いよいよ町っぽくなってきて、 街道沿いに、小さなお社がお祀りされていました。 どんな神様がお祀りされているのか気になって、横の看板を見てみると、 お祀りされている神様は「 おしゃごじさま 」でした。 「 おしゃごじさま 」は、他にも「 みしゃぐじ 」や「 おさんぐうじ 」などとも呼ばれていて、縄文時代から信仰されている神

街道を歩く外国人たち

( 前回のつづき ) 丸葉の木( まるばのき )が鮮やかに紅葉していた所から、斜面をしばらく登ると、車道に出ました。 そして、 岐阜県から長野県に入りました。 県境が峠になっていたようで、長野県へ入った途端、すぐに下り道になって、また森の中の歩道になりました。 ひんやりとした森林の中を、しばらく歩くと、

紅葉と花と実が、同時な木

( 前回のつづき ) 中山道は、のどかな田園を通っていました。 しばらく歩くと、また森林へ入りました。 すると、 道沿いで、カラフルに紅葉している木々が生えていました。

馬籠宿

江戸時代に作られた五街道の一つ、中山道( なかせんどう )の中にあった宿場町( しゅくばまち )、岐阜県の馬籠宿( まごめじゅく )へ行きました。 歩いて、びっくりしました。 まるで江戸時代へタイムスリップをしたような、すばらしい街道沿いの町だったのです。 すこし歩くと、 5本の木が、道に沿って植えられていました。

ここはかつて、

( 前回のつづき ) 石像に近づきました。 石像は、お地蔵様でした。 お地蔵様の前は、 渓流沿いの、ちょっとした広場になっていました。

この世ならざる景色

衝撃的だった小安峡( おやすきょう )を後にして、 秋田県内の、南東にひろがる山地をドライブしました。 行けども行けども、木々の紅葉が広がっていました。 ふと、異様な光景が広がっていたので、思わず車を停めてしまいました。

大墳湯

前回の栗駒山( くりこまやま )の北西にある、秋田県の湯沢市( ゆざわし )の、小安峡( おやすきょう )へ行きました。 紅葉の季節ということもあって、峡谷の入口にある駐車場は、わりと賑わっていました。 駐車場から、深い渓谷の下まで、階段で下りました。 渓谷の下まで下りると、

森の中の大きな木々

( 前回のつづき ) 世界谷地( せかいやち )から、栗駒山( くりこまやま )の麓に広がる森の中を歩きました。 歩いていると、 ひときわ目立つ大きな木が、何本も生えていました。

黒檜と紅葉

( 前回のつづき ) 栗駒山の山頂から、麓に広がる湿原へ行きました。 麓へ行くと、 森は、錦のように色づいていました。 しばらく歩くと、

日本一の、数枚の紅葉

宮城・岩手・秋田の県境をまたいでいる栗駒山( くりこまやま )に、宮城県側から登りました。 「 栗駒山の紅葉は日本一だ! 」というのを何度か聞いたことがあったので、登ってみることにしました。 8合目くらいにある駐車場まで車で行って、それから登りはじめました。 登りはじめて、わりとすぐに気がつきました。 木々はもう、葉を落としていました。 1時間くらい歩いて、唯一出会えた紅葉の葉っぱは、

ワンダフル巨杉の森

( 前回のつづき ) 川沿いの、大きな杉の群落へ向かって歩くと、 道が川になっていました。 斜面を登ると、 左側に小道があって、僕はいよいよ、大きな杉の群落の只中へ入りました。 道は木道になっていました。 木道をすすむと、