定款のはなし

今日は行政書士っぽい話です。会社を作ろうと思った際に一番最初にやることは定款を作成することです。定款とはその会社の憲法となるものです。
この定款がイマイチ大事にされていないのです。
(初めて作ったときの)原始定款、その後株主総会での決議を経て定款を変更していくわけですが、その定款がどっかにいっちゃって見つからないという会社は意外と少なくありません。

零細企業で長く営業しているところだと、定款を触ることが少ないので書類の奥底に眠りがちです。建設業や産廃の許可を取るときには定款を添付するし、5年毎の更新時にも添付するので大事に保管されていがちです。万が一なくなったとしても、許可申請書の控えと一緒に謄本がある可能性が高いです。まあ、5年前の申請書を無くす会社もあるのですが・・・。

定款を作るのって誰がやることが多いでしょうか。おそらく商業登記の付帯事項のような形で司法書士さんが作ることが多いと思います。事業主さんも司法書士さんも登記に視点が合っているので、定款に焦点を合わせるということが少ないように思います。

定款は真剣に検討することが大事です。そしてある程度厳格にして敵対者からのガードを固める必要があります。そして、許認可に支障がないように事業目的を決定すべきです。さらに、登記に関わる事項についてはなるべく長期変更がないようにすべきです。取締役会を設置するかどうかも大事です。

社歴が長い会社においても(旧会社法に沿ったままのために)時代に合わない定款となっていて、事業進行に支障が出る事は割りとあるあるです。いざなにかやろうとして定款が障害になってしまうなんてこともあります。

私は自分で経営者もやって、実家の会社では定款や株主構成で大変苦労をしているので、定款の大切さは身にしみてわかっています。
その大切さを他の会社様にも知っていただき定款を大事にしていくようなお手伝いをしていきたいと思っています。

ときおり、激安で定款作成をされる方がいらっしゃいます。不動産管理会社のような法人はそれで良いでしょうが、事業会社はもっと費用をかけて慎重な定款づくりをされることをおすすめします。
そしてもしそういうときが来た時は是非お問い合わせいただければと思います。
もちろん定款がどっかいっちゃった会社の定款再生や定款変更のアドバイスなんかもお受けします。

最後までお読みいただきありがとうございました。
harukawaflimさん、素敵な画像をお借りいたしました。

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ご依頼お待ちしております。

記事にも仕事にもひとっつも関係ないゲーム実況動画です。ラジオ的にご視聴いただければと思います。

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