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それぞれのエベレスト

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2020年4月23日スタート! 1 か月後の 5 月 23 日を目標に毎日エクササイズを行い、7 年前の三浦雄一郎のエベレスト登山記録(豪太遠征日記)の同日をトレースしながら累計…
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#everest2013

ベースキャンプでできるエクササイズ!

本日は5月4日、2020年です。7年前の今頃、僕たちはベースキャンプ(BC)でゆっくり休んでいました。本日のメニューの中にスロージョギングがありますが、このスロージョギング、実はベースキャンプでも行っていたトレーニング法の一つです。福岡大学の田中宏暁先生が作られたこのトレーニング方法、小さなスピースでも十分にトレーニング効果のある画期的なトレーニングです。是非、皆さんやってみてください! 本日のMIURA流クライムビクス 三浦豪太が考案する『MIURA流クライムビクス』を動

過負荷の原理で少しずつレベルアップ!

本日2020年5月2日です。7年前の今頃僕たちは、C3(7000m)を目掛けて歩いていました。標高は7000mなので、酸素はどんどん薄くなって体は辛い でも。それが高度順化です。辛いところに身体を合わせると、また今度そこの標高に行った時に、少しは楽になります。トレーニングも同じです。過負荷の原理と言いまして、普段より辛いことをすると、体は強くなる、ということです!皆さん、トレーニング頑張ってください! 本日のMIURA流クライムビクス 三浦豪太が考案する『MIURA流クライ

自分なりの楽しみ方を発見しよう

本日2020年5月1日です。7年前の今頃、僕たちは、C2(6400m)にて高度順応していました。せっかく1日居たので、スキーを担いでローツェフェイスの取り付きまで行って、スキーをしようと行ってきました。毎日のトレーニング、高度を上げる、ということですけども、なかなか単調なプログラムが多いです。でも、その中でも楽しみを見つけて、自分なりのトレーニングを楽しみ、発見をしてください。頑張って! 本日のMIURA流クライムビクス 三浦豪太が考案する『MIURA流クライムビクス』を動

水分補給も忘れずに!

本日2020年4月29日です。7年前の今日は、ちょうどC1に向けてアイスフォールを抜けている。そんな出来事がありました。アイスフォールですね、 エベレストと言ったら寒いところを想像しがちだと思うのですけども、昼間は30度を超えます!山の上に行って、物凄く暑い思いをしていました。この時に重要なのが水分補給!皆さん、毎日のトレーニング頑張っていますか? 水分補給も忘れずに行ってください! 本日のMIURA流クライムビクス 三浦豪太が考案する『MIURA流クライムビクス』を動画で

ベースキャンプトレーニングをしよう!

医療従事者の皆さん、毎日本当にお疲れ様です。本日2020年4月28日です。 僕たちエベレスト隊、7年前は翌日からC1、C2、C3に高度順化に行く、その準備で追われていました。一方父は、ベースキャンプにての順化トレーニングということで、ここではじめて隊が分かれてトレーニングを行う、という形をとっていました。毎日のトレーニングも同じです。雨の日もありますでしょうし、天気で外が気持ちいい日もあります。雨の日、メインのトレーニングとして室内でもできるスロージョギングや階段昇降。そのよ

今日はとても特別な日

皆さん、こんにちは。本日、4月27日です。昨日の日記、最後は妻の陣痛が始まったで終わったんですけども7年前の今日うちの娘!生まれましたーー!!!!イェーーーーーーーーーーーーーーイ!ということで僕とお父さんはエベレストを目指す妻は出産という2つのイベントが同時に起きていた、というとても特別な1日でした。ということで、皆さん今日もトレーニング頑張ってみましょう! 本日のMIURA流 クライムビクス 三浦豪太が考案する『MIURA流クライムビクス』を上記の動画で詳しく紹介してお

今日も元気に頑張りましょう!

本日は2020年4月24日です。7年前の今頃僕たちは”プモリ”のC1で高度順化をしていました。高度順化というのは高いところへ行って薄い空気のところに身体を慣らして身体を強くする、というものですが最初に行く5700mという標高というのはとても辛いです。夜はほとんど眠れません。変な夢ばかり見ます。案の定ですね、その日の日記をを見返すとおかしなラーメンの夢のことばかり書いています。皆さん、この日記に書いてある通りプモリのC1から見るエベレストの景色はとても素晴らしいです。これを励み

いよいよスタート!

今日は2020年4月23日です。7年前僕たちの隊はエベレストに向かっていく前に高度順化として、”プモリ”というエベレストの向かいにある山へ向かいました。プモリのキャンプ1は標高5700m、ちょうどエベレストのC1が 6000mなので300mくらい下の位置に当たります。最初の高度順化ということで、僕たちは少し緊張感を持って行動していました。 みんなも少し緊張感を持って、今日からトレーニングに励んでください! 本日のMIURA流 クライムビクス三浦豪太が考案する『MIURA流ク

2013年4月22日(アーカイブ)

インドの王子様、ミウラベース基地に現れる 朝起きて、テントの張に頭をぶつけると、テントから「がさっ」と音がして雪が落ちた。外出るまでもなく昨日の夜はまた雪が降ったようだ。これほど連続して雪がベースキャンプで降るのも珍しい。起きると五十嵐さんとギャルツェンがダイニングテント前に立っている。聞くところによると、C1、C2では雪が1mほど降り積もり、ほとんどの隊が下りてきているという。明日はプモリC1に行くつもりであるが、この積雪だとそれも怪しいと思った。 朝食を食べるとき、お

2013年4月21日

日本の山ガール恐るべし 朝起きると、昨日から降り続けていた雪は積もっていたが、無風快晴だった。天気が回復したため、今朝はシェルパに起こされるよりも早く、ヘリコプターが ベースキャンプの上空を飛び交っている音で目が覚めた。最初は天気が回復したため、レスキューのためヘリコプターが飛んでいるのかと思った。しかし、ヘリはC2方面に行ったと思ったら今度はエベレスト西陵の肩の上を飛ぶ。そうかと思ったらヌプツェの頂上近くを飛んで、しまいにはアクロバット飛行のように、急旋回してベースキャン

2013年4月20日

雪景色のベースキャンプそしてスケジュール変更 テントを出るとそこは真っ白な雪の世界だった。本来は、今日は高度順化のためプモリのハイキャンプへ向けて出発予定であるが、この雪だと無理だろう。倉岡さんはプモリC1近くでは斜面が急になりガレバがある。雪があると滑って危険なので、この大雪がひと段落してから行こうとのことになった。前回のポカルデにしろ今回のプモリにしろ、どうも悪い周期に入っているようだ。しかし、ここで無理してもしょうがない、明後日までには天気が回復するというので気長に待

2013年4月19日

思いがけない休養日 今日は思いがけない休養日となった。父が昨日、目がかすむというので、高所による影響を考えた。そのため昨日は酸素を十分に吸って寝てもらった。朝になっても状態は改善されず、目がかすむというので白内障を疑う。以前、父は右目の白内障が進んでいるとクリニックで診断されたことがある。いずれにしろ、80歳の白内障であれば、今回の遠征でどうにかなる問題ではないので、日本に帰ってから処置をしてもらおう。 休養日とはいえ、やることは多い。昨日プジャが終了し、登山は実質開始し

2013年4月18日

各国隊が集う全体ミーティング 今朝、シェルパたちは朝から大慌てだった。本日行われるプジャのために、祭壇を作ったり、お供えものを置いたり、飾りつけをしたり、12人いるシェルパはベースキャンプ中を駆けずり回っていた。プジャはシェルパのための開山の儀式だ。シェルパカレンダーといって、日本の大安や仏滅などと同じく良き日取りで行われる。今日と明日はシェルパカレンダーによるとプジャにふさわしいという。 昨日作られた祭壇の正面にはチベット仏教の高僧の写真がまつられ、仏具が飾られる。祭壇

2013年4月16日

ベースキャンプ到着、歴代で最も豪華な設備 今日はいよいよベースキャンプ!日本を出てから早18日、その間2日以上滞在した場所はない。ベースキャンプの何が楽しみかというと安住の場所であるからだ!テントの中は自分専用のスペースとなり、手の届く所に好きなように荷物を広げて配置する事ができる。これまでのトレッキングもそれぞれのバティ(山小屋)に泊まり楽しかったが、パーソナルスペースという意味ではテントを上回るこれ以上の空間はない。自分のテントはキングオブマイワールドなのだ。ははは!