イライラしたら薄荷を食べよう
中医学を学んでから、見直した植物がけっこうあるんですけど、薄荷(ミント)もその中の一つです。
みなさん、薄荷って好きですか?
私はどちらかと言うとあんまり得意な方ではなくて、チョコミントの良さが分からない人でした。
チョコミントを食べるたびに歯磨き粉みたいな味だな~と思ってました。
今まではインドの炊き込みご飯「ビリヤニ」に使うためだけにミントを育てていたのですが、、中薬学の授業で「薄荷」を学んでから庭にせっせと植えて増やしてます。
※本記事では提供を受けた商品を紹介しています。
薄荷の効能
本に書いてある効能を引用しましたが、解説していきますね!
熱を冷ましてくれる
頭痛や発熱の時にバファリンなどの解熱鎮痛剤を使用したことがある方は多いと思いますが、その解熱鎮痛剤に含まれているアスピリンと同じ成分が含まれています。
薄荷にはサリチル酸という物質が含まれているのですが、サリチル酸を改良したのがアスピリン(アセチルサリチル酸)なので薄荷には弱いアスピリンと同じ効果があるのです。
薄荷が頭痛に効くことは前から知っていたんですけど、中薬学の授業でアスピリンと同じ効果があると習った時は結構驚きました。
ただし、薄荷は辛涼解表(疏散風熱)と言って邪気が体の表の方にある時に、表を解いてあげて熱を冷ますものなので、邪気が体の内部に入り込んでしまった場合は薄荷だけで熱を冷ますことは難しくなってきます。
寒気はするけど、そんなに強い寒気ではなく、熱っぽくて喉の痛みがある風邪のときは薄荷がお勧めです。
長男がこの手の風邪を引いた時にミントティーを飲ませようとしたら、ミント嫌い!と言われたのでミントティーに牛乳と蜂蜜を少し足してミントミルクにしたら美味しいと飲んでくれました。
イライラにおすすめ
薄荷には疏肝解鬱という働きがあって、気の流れを促して、肝の機能を回復してくれます。
ちょっと詳しく説明すると、人間に特に感情的なストレスがかかると気の流れが滞ってしまうのですが、特に肝の気が滞ることが多いんです。
肝の気の流れが滞るといろんな不調現れてきます。
例えば、頭痛、目の充血、耳鳴り、難聴、便秘、筋肉が固くなるなどなど症状を上げればきりがないくらいです。
なので、肝の気の流れを良くする必要があるのですが、それをしてれるのが薄荷です。
薄荷を食べるだけでなく、アロマをして香りを嗅ぐだけでも効果があります。
私も気の流れが滞りやすいタイプで、よくイライラしてしまうのでミントティーを飲んだりするのですが、薄荷はかなり身体を冷やす効果があるので、冷え性の私は飲むより香りを楽しんで薄荷を活用しています。
このアロマディフューザー、頂きものなのですがなかなか気に入って使ってます。
充電式でコードレス、コンパクトで木目調のデザインがとても好き。
薬局で購入したハッカ油を入れると、ハッカのいい香りが部屋中に広がります。
ほんとは色んな香りを楽しんでみたいのですが、田舎にはエッセンシャルオイルを売っているお店などなく、ネットで買うとエッセンシャルオイルの香りを確認できないのが不安で買えず、とりあえず今はミントの香りのみを楽しんでいます。
娘っ子は薄荷大好きで、たまにミントティーも飲みたがるのですが、このアロマディフューザーのミントの香りも大好きで自分でスイッチを入れてリラックスしてますよ~。
鼻や喉がスッキリする
利咽喉といって、風邪で鼻が詰まったり、喉がイガイガするときにスッキリとさせてくれます。
中薬学の先生はミンティアとかでもいいよーと言ってました。
薄荷を使う時の注意点
身体を冷やす作用がある
熱を取ってくれる効果からも予想できるように、全身をけっこう冷やしてくれます。
私は冷え性なのですが、一時期喉が痛かったのでミントティーを毎日のように飲んでいたら冷え性が悪化したと感じたことがありました。
胃腸の弱い方は控えめに
胃腸が弱い方や小さい子どもなど胃腸が弱い方は控えめに。特に生葉は刺激が強いので控えめにしましょう。
私も胃が弱いので、ドライにしたものを使うようにしています。
娘っ子はたまに庭に生えているミントをちぎって生で食べたりしていますが、ちょっとだから大丈夫かな?
まだ4歳なのに、ミントが大好きで歯磨き粉も辛いミント味を使っているのですが、幼稚園生活でストレスが溜まっているのでしょうか。。。
また
と書いてあったので、妊娠中も薄荷は控えた方がよさそうです。
まとめ
薄荷、昔から頭痛に使ったりはしていたのですが、こうやって中薬としてしっかりと学ぶと本当に薬なんだな~と効果を実感しました。
薄荷、とっても育てやすいハーブなのでプランターや庭で育ててみるのもおすすめですよ~。
ぜひ薄荷色々活用してみてくださいね。
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