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仕事のコミュニケーション能力を高める方法

どんな仕事に従事している場合でもコミュニケーション能力は必要だろう。そして世の中にはコミュニケーションに関する本は溢れている。しかしながら、「 しっかり話を聞こう 」「 傾聴しよう 」と抽象的なことも多く、あまり当てにならないこともある。先日、沖縄県内企業とのミーティング時に仕事のコミュニケーション能力が高いクライアントと出会った。特に合意形成や目標設定の流れがスムーズで、これは仕事のコミュ力UPにつながると感じたので記事にしようと思う。

この記事を読んで欲しい人
・仕事で悩んでいる人
・仕事のコミュ力を上げたい人

記事を読んだ後に期待する行動
・双方のベクトルを揃える
・合意形成を丁寧にする

仕事のコミュニケーション能力を高める一歩はベクトルを揃えること

A「 お腹空きましたね、何か食べにいきましょうか 」
B「 そうですね。今日はどんな気分ですか? 」
A「 近くに新しいお店ができたからそこにいってみようか? 」
B「 いいですね。そうしましょう 」

家族や友人と食事へ行く時にこんな会話をしたことがあるだろう。これがベクトルを揃える作業になる。お互いにお腹は空いていて、食事へ行くという方向性は一緒。しかし、両者には少なからず軸がある。肉なのか魚なのか、和食、洋食、中華、もしくは特に希望はないけど、美味しいものが食べたいとか。これを会話の流れや雰囲気、相手の反応を基に、何を食べるのか、どこのお店へ行くのかを決めているだろう。
仕事でも同じことが言える。上司と部下の関係であれば、それぞれに軸がある。上司は部下に対して、もっと頑張ってほしい、成長させたい。部下は今すぐ仕事を辞めて、他の会社へ転職したい。この時に上司が一方的に成長を促すことは、転職を早める事になり、部下は上司や会社に対して誠意ない行動を続けていると、転職先での価値が下がる可能性が出てくる。
仕事は常に相手が存在する。そのため、自分勝手に物事を進めていては良い結果は生まれにくい。相手が考えていることを聞き取りながら、自分の考えとすり合わせ、ベクトルを揃えていかなければどこかでトラブルが起きてしまう。

ベクトルを揃える方法は抽象と具体を意識すること

抽象的:捉え方が人によって変わる
具体的:捉え方はほぼ同じ

 Q1.あなたが思うお金持ちは誰ですか?
 Q2.国内のIT企業の中でお金持ちは誰ですか?
ざっくりな説明になるが、上の質問は抽象度が高く、下の質問は多少具体的な質問になる。抽象度が高いと考える余白は広がるが、自分と相手の相違は生まれやすい。一方で具体的になると考える余白は狭まるが、相手との相違が生まれにくくなることがなんとなく理解していただけると思う。

仕事でも具体と抽象を意識することから始めよう。
上司から収益を前月より上げようと言われたことあるだろう。
『 収益を上げる 』という言葉も抽象的だ。まずはこれを分解する必要があある。今まで以上に物を売るのか、固定費を下げることで相対的に収益を上げるのか。言われたことをそのまま受け止めるのではなく、相手が言っていることを自分なりに解釈して、考え、提案し、ベクトルを揃えて行動する。
具体と抽象を意識することで、相手とのベクトルは揃いやすくなる。

目標設定はSMARTに

Specific:具体的
Measurable:測定可能
Achierable:達成可能な
Related:経営目標に関連した
Time-bound:時間制約のある

お互いのベクトルを揃えた後に共通の目標を立てることができます。
目標は言葉通り向かうべき指標です。これがズレると今まで必死にしてきたベクトルを揃える作業も意味を成しません。これからコミュ力を上げたいと思っている人たちは、SMARTを意識して、現在地と目標との差分確認、進捗確認ができるようになりましょう。
特にTime-boundは大事。何事にも期限を設けるようにすることで仕事のクオリティも上げることができますよ。ここは次回以降に解説しますね。

まとめ

仕事のコミュニケーション能力を高める方法はベクトルを揃える作業と目標設定の立て方になる。これらを意識しながら仕事に臨むことで、きっと何かしらの良い循環を手に入れることができると思っている。

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