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肥満細胞腫

 「甲状腺機能低下症」で治療中の愛犬チーズに続けて災難が・・・
2月の中頃だっただろうか、左足の付け根にブヨブヨの1センチくらいの出来物が。

「何だこりゃ、これまでのとは違うな」

トイプードルに出来物(イボみたいで大きさは様々)が出来るのは普通にあるそうで、過去に「はらやま動物病院」で調べてもらって「良性」との診断をもらっている。

同様のモノであれば何となく分かるのだが、こいつは嫌な雰囲気プンプンがする。色も黒ずんで嫌な感じだ。

3月の「定期お薬」(腎臓と甲状腺)を頂くタイミングで診察してもらった。

嫌な予感は当たった。
先生は即答で、「肥満細胞腫ですね、切除します。ザックリ切り取りましょう」

「病理検査の結果次第ですが、が進行していた場合、抗がん剤を飲んでもらうことになります」
超早口の説明、ショックで弛緩した脳細胞を言葉が駆け巡る。

イタタタタ~!(心の叫び、痛いのはチーズである・・・)

「大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ、場所も皮膚が伸びる場所だし、いつにします!?」

躊躇している間はなさそうだ。
空いている日にちを提示される。

近々の17日でお願いすることにした。

そうして17日を迎え、午前中に朝ご飯を食べずに病院へ、日中に手術と相成った。
お迎えは当日の夕方だった。
傷を舐めないように、エリザベスカラー装着である。

犬は痛みに強いというが、さすがである、何ともない顔をしている。
縫い傷は7~8センチほど、ちょっと突っ張った感じ。見るからに痛々しい・・・

次回は27日の抜糸ということで帰宅となった。
帰宅後は食欲も変わらず旺盛で、食事時にカラーが「超邪魔なんだけど・・・」と訴えてくる。

食事の時だけは外すことにしたが、それ以外の時は「装着」である。
犬は傷を舐めるのは「ズーファーマコロジー」と呼ばれる行為で、本能的なもの。痛みを緩和したり治療効果があるそうだ。

だが、現状舐めると化膿したりするリスクもあるので、やはりエリザベスカラーは必須である。

そして27日。先生のお許しも出たので、徒歩で原山まで行くことが出来た。
(もちろんエリザベス装着で意識的にゆっくりとだが)
昼前に行ったので、待っている人はいない。
そしてすぐに名前を呼ばれ、病室へ。

さっそく抜糸だ。「パチンパチン」と糸をカットする音が小気味よく聞こえる。状態は良いそうである。

病理検査の結果も届いていた。
「肥満細胞腫に由来する腫瘍です。細胞形態分類ではグレードⅡ、低グレードに相当する肥満細胞腫と判断します」



ほっとした。\(^o^)/

先生のお話では、「完全に除去できたので問題ないと思います」とのこと。

ここで胸をなでおろす。
一月半の抗がん剤治療は必要だが、それでも早期に発見、治療できたのでコレで済んだわけだ。

やれやれである。

毎日チーズに「なでなでして~」と哀願されやっていたのが功を奏した。
「愛玩犬」、文字通りに可愛がり慈しむのは大事なのだ。

僕の股間に陣取るチーズ、いつものなでなでタイムだ。
伝わる体温が温かい⤴
この時間がいつまでも続いて欲しいものである。