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友達にSNSをはじめたいと相談されたのでコンサルした話(前編)

私には友達がたくさんいる。友達のタイプは大きく分けて2種類あって「著名な友達」もしくは「無名でやり手な友達」要するに、表に出るタイプも裏方タイプも両方友達なんだよね。

今回は裏方タイプの友達から相談を受けた。ネット上では無名。検索しても名前がヒットするわけじゃない。

「自分がSNSをやるとしたら、どんなやり方がいいと思う?」

LINEで聞かれたので「あとから電話するね」と1時間くらい考えてまとめた内容を話させてもらった。我ながら結構この分析は正しいというか、他の人にも再現性があるんじゃないかと思ったので文章にまとめておく。SNSをはじめたいけど何をしたらいいのかわからない人にとってヒントになればいいな。

SNSをはじめるにあたってなにから思考したらいいのか

まず、戦略を持たずにSNSをはじめるのはおすすめじゃない。遠回りするし手ごたえを感じられなくてSNSに苦手意識が芽生えてしまうかもしれない。SNSをはじめてネット上に自分のファンを獲得したい人たちが選択しやすいように今から2つのコースを書いておく。


①とにかくバズればいいコース

こちらのコースは後先を考えずに数字が取れて有名になれたら手段は問わないって人におすすめ。2022年の現在、例えばだけど、やり方を箇条書きする。

・選挙に出て知名度上げてフォロワー増やす
・tiktokで乳を揺らしてフォロワー増やす
・インフルエンサーで数字持ってる人に喧嘩売ってフォロワー増やす
・バチェラー・バチェロレッテに出演
・ブレイキングダウンに出る
・今、数字を持ってる人が開催してるオーディションを受けまくる

など。

そういえば、20年前の私はとにかく名声が欲しくてそれを実現する手段は何でもいいと思って芸能オーディションを受けていた。とにかくバズればいいコースの考え方をしていた。今だから話すけど、当時はデカい話であればあるほど良いと自分は思っていて応募していたポップティーンのモデル撮影とモーニング娘。のオーディションの日程がダブルブッキングした日があって、話がデカくなりそうなのはモーニング娘。じゃないかなと判断してポップティーンを蹴ってテレ東のスタジオまでオーディションを受けに行った。

話は脱線したけど、こちら側のコースは既にバズっているコンテンツや人に乗っかる図々しさを持つのが大事。誰でも最初はゼロフォロワーでゼロファン。そして自分1人で出来ることには限界があるのだから、時代の大きなうねりの中に巻き込まれて人の力を借りまくって成長していく。数字を持っている人や場所に見出されると個人としても数字を持てるようになるという考え方。昔の私ならつんく♂さんに見つけてもらったから活動ができたわけで現代にもそのようなプロデューサー気質を持った人はいる。次の章でそれについて書く。

トップクラスのYouTuberのヤバさ

先ほどの章でプロデューサーに見出されると個人の数字を作れると書いたけど、現代のプロデューサーはトップクラスのYouTuberさんたちだと私は思っている。私自身もYouTubeをしていて運良くトップYouTuberさんたちと何度か仕事で絡ませてもらいウチの弱小チャンネルを宣伝させてもらった過去があるのだけど本当に凄まじかった。

「ああ、日本一仕事ができる人たちが現代はYouTubeの上のほうにいるんだな」と思った。なぜならYouTuberさんは自分で企画して撮影も演者も編集もしてしかも毎日再生回数と真剣勝負している。テレビ局で何十人が関わってする仕事を全部1人でやっている。つまり「仕事が鬼できる」の全てがYouTubeで数字を持っている人に詰まってる。

YouTuberの仕事と実態

YouTuberさんの撮影はゲリラ的に行われることが多い。いきなりスマホで撮りはじめた様子がのちに数百万回再生される動画になったりもする。毎日のように動画投稿をしなきゃいけないわけだから台本を細かく書いてる暇なんてないしテレビ番組のように何度もキャスティングを組み直したり出来ない。その場にあるものでなんとかする。その場にいる人だけで動画を完成させる。YouTubeをよく見ている視聴者の方は分かると思うけど、YouTubeの大きなチャンネルは演者も裏方も含めたチーム戦でやっているチャンネルがほとんどで、例えば、完全な裏方で案件を振る仕事をやっていたスタッフの人が急に動画に出されてファンがつくことがある。その人がSNSを立ち上げたら一気にフォロワーを数千、数万と獲得する。本人が出たいと思っていなくてもYouTuberさんとの信頼関係のもとで「前に出される」ことが起きる。この話を聞くと「裏方がたまたま出ちゃっていいのか?」という意見もあるだろうけど、そこがまたトップYouTuberさんの凄いところで誰を出すか出さないかの判断やタイミングは読み違えない。一緒に仕事した人なら分かると思う。勝負勘が研ぎ澄まされている。有名な人を出せば再生数を稼げるといったような単純な話ではないようで、無名の裏方をどのように出せば面白くなるかを熟考した上でタイミングを見て出しているようにも見える。トップYouTuberさんはプロデューサーだとさっき書いた理由はそこにある。

「自己分析すると、仕事はできるほうだと思うけどスターになるタイプではなくて無名」このような人は日本中にいると思う。というか、世の中の優秀な人ってほとんどこれかもしれない。

突き抜け方がわからないという悩みは、突き抜けているカリスマの隣に座ることで解決する。ファンのつくり方を教えられるのはファンを持っている人だけだから。


だいぶ話は膨らんでしまったけど、なんとかして接点をつくったほうがいい。SNSで数字が欲しければ数字を持ってる人と絡みまくったほうがいいしその人のためにどんな労働でもすると決めて働いたほうがいい。



とりあえず前編は公開します。一日しか書く時間も考える時間もなかったので完成度低いです。出してから修正することにします。後編は全く違う内容の話を書く予定です。

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