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面白い本・好きな本

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本のジャンルは関係なく気になるものから手当たり次第に読むスタイル https://booklog.jp/users/miumichimia
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#原研哉

面白い本・好きな本|感じのいいセンス、心地いい美意識[センス入門、美意識がつくる未来、センスは知識]

センスは表に現れ、美意識は内に潜む 「センスいいね」と言うことはあっても、「美意識高いね」と言うことはあまりない。センスは周囲から見えるもので、美意識は内に秘めたマインド。たまたま出会ったサイトで目にした、とても印象的な言葉。 結果がいいだけでなく、その過程に“美しさ”を内包している。センスの良さとして立ち現れる根底に、美意識が潜んでいる。強引さや無理のない“感じのよさ”と“心地よさ”。 表に現れる“感じのよさ”と、内に潜む“心地よさ” チカラを入れすぎない、心地いい

面白い本・好きな本|ラグジュアリーと日本の文化[ローカル、ミニマル、クラフトマン]篇

ラグジュアリーは人文系が主導する ラグジュアリーブランド、ラグジュアリーホテル、ラグジュアリーなファッションなどなど...贅沢なさま、豪華なさま、という意味で使われる「ラグジュアリー」という魅惑の言葉。 そんな「ラグジュアリー」は、人文系の素養が大きくものをいう。“本当にほしいモノ”は「テクノロジー」ではなく、歴史や文学、地理、哲学、倫理、そして美術など「人文学」の知見が必須となる、と安西氏は言う。 「ビジネスでは役に立たない」と言われた人文系。でも、ラグジュアリーの世

面白い本・好きな本|津々浦々を転々と[旅・観光・ホテル]篇

“津々浦々”って海岸線のことなのか “津々浦々”って、全国各地のいたるところ、という意味で使っていたのに、まさか津も浦も海辺のことだったなんて。。でも、自然豊かな海に囲まれる日本っぽくていい言葉だなぁと。 昔からまったく変わらない暮らしを続ける小さな漁村や入江の集落に、ふと出会う心地よさ。ついつい足を伸ばして海岸線をドライブしてしまう。 ただ淡々と暮らす美しさ そんな暮らしに憧れながらも、都会暮らしはやめられない。隣の芝は青いだけなのかもしれない。ないものねだりかもし

面白い本・好きな本|“ことば”からみた日本の文化篇

読書日和の休日。 ”ことば”を通して『日本の文化』について考えてみる。 最小限の音節で、自然を言語化する日本語 しとしと、ジリジリ、ひらひら、ポンポン、、 さまざまな状態や動きを音で表現した言葉、オノマトペ オノマトペを使用すると細かなニュアンスを簡潔に伝えることが可能で、特に日本語には種類が多いと言われる。 その要因として、日本人がもつ自然の音や情景への感性があると言われるが、さらに深い要因として、日本語には音節のしくみがシンプルという性質があるとのこと。 日本語