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面白い本・好きな本

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本のジャンルは関係なく気になるものから手当たり次第に読むスタイル https://booklog.jp/users/miumichimia
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#読書の秋2022

面白い本・好きな本|ふつうの暮らし[コンビニ人間、ぼくはイエローで、ふつう]

ふつうのときに思う、ふつうでいい ふつうじゃない時の、ふつうがいい コロナは落ち着かず、ウクライナも大変なことになり、物価もあがり続けるこの1年。早くふつうに戻ってくれないかなぁ、ふつうがいいなぁ、と思い続けたこの1年。 ふつうの時の「ふつうでいい」は「ふつう」の凄さに気づいていないという気づき。異常になって初めて「ふつう」を知る。 気負いすぎず、気を抜きすぎず。 願い過ぎず、無頓着でもない。 ふつうに暮らすって素晴らしい。 ふつうの暮らしって?ふつうの人がイメージ

面白い本・好きな本|未来はどんどん良くなっている[暴力の人類史・繁栄・ファクトフルネス]篇

「今年の目標」から「積年の夢」へ 早いもので、10月もあと少し。キンモクセイの花が散り、オリーブが実をつけ、ハナミズキが落葉を始める。窓から眺める庭の木々も、刻々と姿を変え秋の装い。 年末を迎えるにあたり、年初に設定した「今年の目標」を振り返る人も多いかと。「毎日○○をする」「○と□を習得する」「△に絶対行く」などなど、この1年で決めた目標が達成できたかどうか、一旦立ち止まって考えるいい季節。 でも、「今年の目標」は、そのタイトル通り、この1年で達成したいこと(できそう

面白い本・好きな本|食を巡る辺境の読書旅[アマゾンと南極とSDGs]篇

ローカル・ガストロノミーとは。 都市を離れ、生産現場に近いローカルへ。その土地の環境で手に入る材料で、その土地の風土に寄り添ってつくられるひと皿を、その土地の文化につつまれて「いただきます」と手を合わせて、おいしく味わう。 ローカルならぬ、辺境ガストロノミー? アマゾンで取れる希少種カカオをフェアトレードで届ける 食材が手に入らない南極基地で料理をつくる ミシュランの星よりアマゾン奥地に引き込まれた泥臭いシェフや、南極基地で料理をつくる料理人は、辺境の地に根ざした食