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『たね子の憂鬱』感想文

先日、10何年ぶりに洋食レストランへ行く機会がありました。。きちんとした服装で行くお店で、もうその時点で冷や汗をかいています。

並べられているナイフとフォークは外側から使うんだよね…と、どぎまぎしつつ食べて、どうにかこうにか、つつがなく食事は進んでいきました。

しかしお魚のプレートが運ばれてきたとき、あたふたしました。
どう考えても何に使うのかわからないスプーンがあるッ!(マナー知らずですみません)

周りをちらちらと見ると、おそらく、お魚を食べるときにスプーンを使うのだろうな…と推測しつつ、よくわからないのでナイフとフォークを使い、食べ終わったあと、さりげなくそのスプーンもお皿にのせておく、という苦し紛れの技で乗り切りました。変な汗をいっぱいかきました💦
マナーもよく知らず恥ずかしい…😰
(後で調べたら、魚用スプーンというものがあるのですね。)

なんとなくシュンとして家に帰りました。

家に帰って、シュンとした気持ちのまま芥川の全集を開きました。見ると「たね子の憂鬱」という作品がありました。

帝国ホテルで洋食を食べる機会が生じた「たね子」が、洋食のマナーがわからず、いろいろ逡巡するお話です。

「心の友よ!(ジャイアンの名言)」

心の中で叫びます。

ますます芥川が好きになってしまうではないか。

ちょっとしたお話でした。
しょうもないですね💦😅
毎回すみません🙇

お読みいただき、ありがとうございました😊

芥川龍之介全集6
「たね子の憂鬱」
芥川龍之介
ちくま文庫
#芥川龍之介

(この感想文は2022年8月7日に書いたものです)

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