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ニューヨークの空中庭園

滞在3日目は、時差ボケのまま2日間歩き回ったせいか体調不良だった。グランドセントラルターミナル構内のフードホールでコーヒーを飲んでホテルに戻り寝た。夜は散歩して近場のバーでベーコンつまみにビールを一杯。
よく寝てスッキリした翌20日はホイットニー美術館に向う。フラットアイアンビルディングを眺めてハドソン川方向へ向かうと、単管パイプを組合わせた階段がある。工事中の仮設ではないことは看板でわかった。HIGH LINEの文字と説明文(あまりわからない)からこの上が高架線跡だとわかった。上ってみると廃線に沿って遊歩道が続いている。晴天の下、この細長い公園をたくさんの人がのんびり歩いている。

鉄道マニアではないがこの光景はいい。刻印の文字でレールが1916年に製造されたことがわかる。このハイラインは下を走っていた貨物列車による事故で多くの死者がでたことから、1928年から1934年に建てられて1980年に廃線になり、その後取り壊しの予定を有志(Friends of High Line)によって保存され運営されている。

愛着がある古いものをいいかたちで残そうという精神が好きだ。また、このような民間の保存、運営、サポートのシステムはいろんなところで活かされてほしいと思う。

肝心のホイットニー美術館は定休日…。チェルシー地区のギャラリーをできる限り観てまわって帰った。

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