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本日の猫たち #104
猫というのは不思議な生き物で、猫と一緒に暮らすと、時間が伸び縮みしていることに気づかされます。
(実際、時間の長さは一定ではないのですけれど)
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確かアインシュタインが「相対性」について聞かれたときに答えたことですが、
「可愛い女の子と一緒に二時間(座って)いると、一分しか経っていないように感じる。だが熱いストーブの上に一分座ると(一分が)二時間に感じる。それが相対性です」(拙訳)
原文:“When you sit with a nice girl for two hours you think it’s only a minute, but when you sit on a hot stove for a minute you think it’s two hours. That’s relativity.”
これを知ったとき、確かにな、と思いました。
集中しているとき、なにかに夢中になっているとき――楽しい時間はあっという間に過ぎますが(あと〆切前の時間のスピードは10倍速)、つまらないときの時間はのろのろ。
時間の流れは常に一定ではなく、観測者によって異なるというのは、物理用語では「局所時間」というのでしたっけ。(最近の物理学では「時間」は存在しないという論も出ていますが)
それはさておき。
私自身、時間は猫たちのように伸び縮みするように感じています。そう思うようになったのはやっぱり「猫たち」と暮らすようになってからです。
寛いでいる猫たちのまわりをとりまく時間の流れは、本当にゆったりとしています。上記に引用したアインシュタインの「相対性」の例とちょっと違うのですが、ゆったりしているからといって、退屈であったり、苦痛であったりというわけではありません。とても心地の良いゆるやかさです。
頭と心が疲れたとき、ゆったりとした猫時間に同調すると、不思議と癒やされる気がします。
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猫時間が常にゆったり流れているとも限りません。
寛いでいるときの猫(たちの)時間はスローモーション(0.5倍くらい)ですが、夜の運動会になると2~3倍速になります。
そうなると同じ5分でも密度、体感がまったく違います。
時間はまるで猫のように気まぐれで、とらえようがなく、伸びたり縮んだりするもの。同じ1時間でも、その人によって、またその人の感じ方によって、時間感覚がまったく違うとなると、不思議だなあと。
かしこくまとめようかと思ったのですが、軽い夏バテでこの先が思いつきませんでした。
なんだかまとまりのない文章になりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺
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