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本日の猫たち #105(掃除機の音)

猫は全般的に臆病で警戒心が強いと言われています。
ちょっとした物音にビクッとなったり、知らない人の気配、インターホンの音にびっくりして部屋の隅に隠れたりします。雷や大雨、強風が苦手な子もいます。シャンプーが嫌いな子は嫌いですし、ドライヤーの音にパニックになる子もいます。
ただなんでもそうですが、とはいえ、個体差があるな、と思います。


うちの猫たちは意外なものに強かったりします。
それが掃除機の音です。ドライヤーの音が大の苦手なのになぜ同じような掃除機の音が大丈夫なのか、本当にわかりませんが、子猫のときからびくともしません。
(ドライヤーの音は70~90㏈、掃除機の音は60~80㏈なので、騒音レベルはかわりません)

怖がらないのはいいことではあるのですが、問題は、逃げてくれないので掃除がはかどらないのです。

兄猫「?」
ギリギリまで接近しても動かない兄猫


掃除機を怖がらないのは「慣れ」もあるのでしょうか。
我が家では昨年まで、時短でお掃除ロボットを使っていたのですが、うちの猫たちはお掃除ロボットにも無関心でした。ウィーンという音も、得体のしれない動きがする物体がテリトリー内で動きまわっていても、知らんぷり。猫たちがお掃除ロボットに乗ってくれたらおもしろい画が撮れたのですが、そういうこともなく、ロボットと戦うこともなく、ただただ無関心でした。

今年に入ってから我が家の掃除はアナログ(人力)に戻り、掃除機+フローリングワイパー+床磨きが日課となりました。
そのほうが実は時短(我が家にとっては)であることが判明したのです。
お掃除ロボットにおまかせ、という生活には今でも憧れるのですが、うちで活躍してくれたロボットは対猫の嘔吐物処理が苦手で、二次災害、三次災害を起こすことが何度かあったので、だんだん出番が少なくなりました(ポテンシャルはある子なのでそのうち輝ける場所を作ってあげたいです)。
なんだかんだで自分で目視しながら掃除したほうが、猫の排泄物・嘔吐物や、猫が傷つけた箇所(要修復)に気づきやすいかと。

そこで古い掃除機を引っ張り出して使うようになったのですが、うちの猫たちはまったく怖がらず、逃げません。というか、絶対に場所を譲ってくれないのです。

兄猫「どかぬ」


先住猫「断じてどかぬ」


そういえば、お掃除ロボットのときも絶対にどいてくれず、お掃除ロボットが迂回するばかりで掃除にならなかったのを思い出しました。
お掃除ロボットが回転しながらしっぽの先をつんつんしていても、「こいつは恐るるに足らず」とでも思っているのか、微動だにせず、果てにはそのまま寝てしまうこともありました。

ドライヤーの音だと「死ぬ!」「殺される!」と毎回パニックになるのに掃除機は問題なし。掃除機の音も、排気風も平気なのが不思議でたまりません。

今日も、三匹とも特に怖がる様子もなく、掃除の一部始終を見守ってくれました。

高みの見物途中で眠くなって寝てしまった妹猫


「うちの猫は掃除機が大丈夫」というのは、一体誰得情報なのか、とここまで書いていて思ったりもしたんですが。こうして一緒に暮らしている猫たちの好き嫌いを、少しずつ知っていくことこそ、猫と暮らす醍醐味なのかもしれません(と、うまくまとめたつもり)。

我が家はだんだん猫仕様になっていき、猫屋敷に人間が同居させてもらっている状態になっていっています。
そういえば、今、探しているのは「猫の毛がつきにくいルームウェア」です。洗濯のたびに毛をとる作業に疲れ果てました。もしご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけるとうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺
猫飼いの皆様、楽しく快適な猫ライフをお過ごしください。

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